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初代兼若 刀

No.305571

刀 初代兼若 甚六 地刃冴え金筋長く掛かる優品 新刀上々作 大業物 二尺四寸
ご成約
極め 甚六兼若
登録証 山形県 昭和 29 年 9 月 9 日
寸法 刃長 72.7 cm (二尺四寸)・ 0.9 cm ・ 3.2 cm ・ 2.3 cm ・ 4.6 cm ・ 17.8 cm
0.72 cm ・ 0.77 cm ・ 0.48 cm
768 g
加賀 時代 江戸時代初期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや浅く、中鋒延びる。
板目肌に、流れ肌・杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、鉄冴える。
刃文 浅くのたれて、互の目に、尖刃交え、足・葉入り、小沸つき、金筋よくかかり、匂口明るい。
帽子 のたれて小丸。
彫物 表裏に棒樋を掻き流す。
大磨上、先切、鑢目筋違、目釘孔三。
ハバキ 銀着一重。
説明

初代兼若は、名を辻村甚六といい、志津三郎兼氏の末裔と伝え、美濃より加賀に移住し、加州兼若派の祖となる。元和2年に越中守を受領、名を高平と改めている。金沢藩では「兼若を持っている者には禄はひくくても娘を嫁にやる」と言われるほど称賛され、「加賀正宗」と呼称されたこの刀は、身幅広く、中鋒延びる慶長新刀の姿で、小沸よく付き、金筋長く掛かるなど刃中よく働き、初代に極められるだけに出来がよく、覇気溢れる優品である。

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