特別保存刀剣
直胤 太刀
No.724858
- 七十六歳美濃介藤直胤 花押 嘉永六年二月吉日 身幅3.4cm1kg超の備前伝最高傑作 ニ尺六寸九分
- ¥3,800,000（税込）
| 銘表 | 七十六歳美濃介藤直胤 花押 |
|---|---|
| 銘裏 | 嘉永六年二月吉日 |
| 登録証 | 青森県 昭和 26 年 3 月 13 日 |
| 寸法 | 刃長
81.6 cm (ニ尺六寸九分）・
1.8 cm
・ 3.4 cm
・ 2.3 cm
・ 3.9 cm
・ 25.5 cm
0.67 cm ・ 0.77 cm ・ 0.57 cm 1098 ｇ |
| 国 | 武蔵 時代 江戸時代後期 |
| 姿 | 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、中鋒延びる。 |
| 鍛 | 板目肌に、杢目肌・小杢目肌交り、地沸厚く付き、地景頻りに入り、肌立ち、鉄明るく冴える。 |
| 刃文 | 互の目に、丁子刃・尖り刃交じり、湯走り・飛び焼き掛り、足太くよく入り、小沸深くよくつき、金筋長く頻りに掛り、匂深く匂口明るく冴える。 |
| 帽子 | 直ぐに小丸。 |
| 茎 | 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違化粧、目釘孔一。 |
| ハバキ | 金着二重 |
| 説明 | 直胤は、名を荘司箕兵衛といい、安永七年羽州山形で生まれ、水心子正秀門となる。後大慶と号し江戸日本橋にて鍛刀、文化九年には師正秀と共に館林藩主秋元家のお抱え工となり、文政5(1822)年ごろ筑前大掾を受領、嘉永元(1848)年に美濃介に転じ、安政四年、七十九歳で没している。師正秀の復古刀論をよく実践し、備前伝・相州伝を得意としたが、特に備前伝に出来の良いものが多く、丁子乱れの巧みさは新々刀第一の定評がある。この刀は、文化十年直胤壮年期の作で、身幅3.3cmと広く、先幅も広く、鋒延びる豪壮な姿を呈し、板目肌がよく練れて、杢目肌がよく入り、直胤独特の渦巻肌が表れ、地沸厚く付き、地景頻りに入り、肌立ち、ザングリとした明るく冴える美しい地鉄に、互の目丁子を焼き、沸深く付き、金筋長く頻りに掛るなど刃中の働き見事で、沸匂深く、匂口明るく冴える。備前伝の最高傑作である。 |
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