特別保存刀剣 

青江 刀

No.867695

刀 青江 有馬家伝来 昭和刀剣名物帳所載 重要候補傑作刀 二尺五寸
ご成約
極め 青江
登録証 東京都 昭和 43 年 8 月 15 日
寸法 刃長 75.6 cm (二尺五寸)・ 2.8 cm ・ 3.0 cm ・ 1.9 cm ・ 3.0 cm ・ 24.1 cm
0.68 cm ・ 0.73 cm ・ 0.40 cm
818 g
備中 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反りつき、中鋒。
板目肌に、杢目交じり、地沸微塵につき、乱れ映りたつ。
刃文 直刃調に、小互の目交じり、足入り、小沸よくつき、金筋・砂流しかかる。
帽子 直ぐに小丸。
大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔四。
ハバキ 金着二重。
説明

備中青江派は、備中高梁川下流域を中心に活躍した刀工群で、平安末期承安頃の安次を祖として始まると伝えられ、平安末期から鎌倉前期暦仁頃までのものを古青江、それ以降を青江と大別している。古青江には、他に守次・貞次・恒次・次家・正恒などがいる。この刀は、元は二尺八寸を超える太刀で、身幅広く、反り深く、腰反りつき、中鋒となる鎌倉前期の堂々とした姿で、板目肌に、杢目交じり、乱れ映りが立つ地鉄に、直刃調に、小互の目交り、足入り、湯走りかかり、小沸よくつき、金筋・砂流し掛るなど刃中よく働き、古調な小乱れ刃を焼くなど、古青江の特色を遺憾なく発揮して出来がよく、800年の時を超え尚且つ健全な文化財級の名品である。

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