特別保存刀剣  

正峯 短刀

No.568373

人間国宝 加賀住両山子正峯作之 昭和47年作 青江逆丁子写し傑作 鮫研出塗鞘拵付 九寸六分
銘表 加賀住両山子正峯作之
銘裏 昭和二二十七年二月日
登録証 石川県 昭和 48 年 12 月 14 日
寸法 刃長 29.0 cm (九寸六分)・ 0.2 cm ・ 3.0 cm ・ 10.1 cm
0.50 cm
188 g
姿 平造、庵棟、身幅広く、浅く反りつく。
小板目肌つみ、小杢目肌交じり、地沸微塵につき、地景細かく頻りに入り、鉄明るく冴える。
刃文 互の目に、逆掛かった丁子刃交じり、匂出来、小沸付き、足よく入り、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで小丸。
彫物 表裏に棒樋を掻き流す。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下り化粧、目釘孔一。
ハバキ 銀無垢金着二重。

鮫研出塗鞘拵

法量

長さ48.5cm 反り1.5cm

説明

鐔 赤銅石目地虫図。 縁 赤銅魚子地虎図金色絵。 目貫 金無垢竜図。 

説明

正峯は大正十年石川県に生まれ、本名を隅谷与一郎と言い、立命館大学を卒業後、桜井正幸刀匠に学び、昭和十七年には広島県にある興国日本刀鍛錬場に入る。戦後は昭和三十年に、鍛錬所「傘笠亭(さんりゅうてい)」を郷里に構え、傘笠亭、傘笠、両山子とも号している。翌同三十二年から八年間新作刀展で連続入賞、同四十一年、四十二年と連続で正宗賞の栄誉に輝き無鑑査刀匠となり、同五十六年には重要無形文化財指定を受ける。平成十年、七十七歳没。主な作品に、伊勢神宮式年遷宮御神宝纏御太刀(昭和39年)、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀十二振(同44年)、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀十六振(平成元年)のほか、皇太子妃、秋篠宮真子内親王の守り刀などがある。飛鳥・奈良時代から現代にいたる刀剣技術を研究し、なかでも鎌倉期の一文字や長船長光、青江などを得意とした。

この刀は、昭和47年、正峯52歳の一番油の乗った最も名品を残した時期の作で、身幅広く、重ね薄く、浅く反りがつく南北朝の短刀の姿に、地景細かく頻りに入る精良な地鉄が冴え、逆足入る丁子刃を見事に焼き、直次をよく写しており、現代刀には稀な特別保存刀剣に指定されている傑作である。

正峯 短刀 特別保存刀剣
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