特別保存刀剣

No.976489

脇差 伯耆守平朝臣正幸 文化九年申二月八十歳造 身幅3.6cm重要候補最高傑作 時代合口拵付
ご成約
銘表 伯耆守平朝臣正幸
銘裏 文化九年申二月八十歳造
登録証 埼玉県 平成 13 年 5 月 16 日
寸法 刃長 40.4 cm (一尺三寸三分)・ 0.5 cm ・ 3.6 cm ・ 14.7 cm
0.85 cm
535 g
薩摩 時代 江戸時代後期
姿 平造、庵棟、身幅広く、反り浅くつく。
板目肌に、杢目肌交じり、総体につみ、地沸厚くつき、地景入り、鉄冴える。
刃文 のたれに、互の目・尖り刃交じり、足・葉太く入り、小沸深くよくつき、荒目の沸を交え、沸筋・砂流しかかり、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 沸深くつき、のたれ込んで小丸。
生ぶ、先入山形、鑢目勝手上り、目釘孔一。
ハバキ 金着二重。

黒蝋色塗鞘合口拵

法量   長さ 60.7cm    反り  1.3cm

目貫 鶏図要彫金色絵。 小柄 銘 紋廉乗 光孝 花押  赤銅魚々子地鶏図金色絵。

説明

伯耆守正幸は、薩摩藩工二代伊地知正良の子で、享保十八年に生まれ、三代目を継いで正良と名乗った。寛政元年奥元平と同時に伯耆守を受領し、正良の名を嫡男に譲り、自らは正幸と改めている。薩摩新々刀鍛冶の中では奥大和守元平と共に双璧となる名工である。作風は、のたれに、互の目・尖りごころの刃を交え、匂深く、粗目の沸がつき、砂流し・金筋かかるなど相州伝の作柄を得意としている。文政元年八十六歳で没している。この刀は、文化九年作、八十歳造と年齢が入る資料的にも貴重なもので、3.6cmもある身幅に、重ね8.5mmと極めて豪壮な姿に、板目に、杢目肌が交り、大小の地沸が一面に厚くつき、地景入る美しい鍛に、のたれに、互の目・尖り刃など交え、匂深く、沸筋・砂流しかかり、小沸が厚くつき、荒沸を交え、むらづくなど同工の特色が顕著に示されている。地刃茎共に頗る健全、最上砥ぎがかけられ、得意とする志津風の作域となる正幸の重要候補となる最高傑作である。

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