重要刀剣 

吉包 太刀

No.425951

古備前 吉包 身幅3.5cm全長1m超 生ぶ雉腿茎豪壮太刀 沸強く金筋掛り地刃冴え覇気溢れる名品 二尺六寸三分
¥8,000,000(税込)
極め 吉包
登録証 東京都 昭和 26 年 3 月 5 日
寸法 刃長 79.7 cm (二尺六寸三分)・ 2.8 cm ・ 3.5 cm ・ 2.1 cm ・ 2.9 cm ・ 22.9 cm
0.78 cm ・ 0.78 cm ・ 0.50 cm
895 g
備前 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反り・踏ん張り付き、先幅細くなり、小鋒。
小板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵に付き、映り立つ。
刃文 小乱れに、互の目・丁子刃交じり、湯走り・飛び焼き頻りに掛かり、足・葉よく入り、沸よくつき、荒目の沸を交え、金筋掛り、匂口明るく冴える。
帽子 のたれ込んで小丸、浅く返る。
彫物 表裏に棒樋を掻き流す。
生ぶ、先切、鑢目勝手下り、目釘孔三。
ハバキ 金着二重。
説明

吉包は、古備前正恒一派の刀工で、銘尽によると平安時代長暦(1039年)・元暦(1184)などとあり、また鎌倉前期の作もあり数代あるようである。本作は、雉腿風の区送りもない生茎で、全長1mを超える長さに、身幅広く3.5cmもあり、反り深く、腰反り・踏ん張り付き、先細くなり中鋒詰まる豪壮な太刀姿で、板目肌に、杢目交じり、地沸厚くつき、乱れ映り立つ地鉄に、小乱れに、互の目・丁子刃交じり、湯走り・飛び焼きかかり、足・葉よく入り、頻りに沸つき、金筋掛り、匂口明るく冴え、覇気溢れる名品である。銘が残っており、不明瞭ながら「吉」の字ではないかと思われる。

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