重要刀剣 

粟田口久国 刀

No.602361

粟田口久国 究極の梨子地肌に輝く沸がつき地刃明るく冴える格調高い名刀 二尺一寸六分
¥6,700,000(税込)
極め 粟田口
登録証 静岡県 昭和 30 年 9 月 22 日
寸法 刃長 65.4 cm (二尺一寸六分)・ 1.2 cm ・ 2.9 cm ・ 2.0 cm ・ 2.7 cm ・ 19.6 cm
0.61 cm ・ 0.71 cm ・ 0.47 cm
658 g
山城 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや浅く、腰反りつき、中鋒。
小板目肌つみ、板目肌に、小杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、映り立ち、鉄明るく冴える。
刃文 直刃調に、浅くのたれて、小乱れ交じり、二十刃掛り、足頻りに入り、小沸深くよくつき、金筋・砂流し掛り、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 沸深くつき、直ぐに丸く返る。
大磨上、先浅い栗尻、鑢目浅い勝手下り、目釘孔五内四埋。
ハバキ 金着二重。
説明

粟田口鍛冶は、国頼の子国家を祖とし、その子である国友・久国・国安・国清・有国・国綱の六人兄弟、国儔 の子則国。孫の国吉・国光、さらに国吉の子と伝える藤四郎吉光など、鎌倉時代初期から中期にかけ名工を輩出している。山城鍛冶の中でも、鍛えと匂口のよさに定評があり、品格高く技量が優れている。久国は、粟田口六兄弟の四番目で、名を四郎兵衛といい、重要文化財・重要美術品にも指定されている。この刀は、身幅尋常、反りやや浅く、腰反りつく優美な姿で、小板目肌に小杢目肌つみ、地沸が微塵に厚くつき、地景細かく入る所謂梨子地肌と呼称される明るく冴えた地鉄に映りが立ち、直刃調に、小足よく入り、小沸深くよくつき、金筋砂流し掛り、匂深く匂口明るく冴える。刃もたっぷり残り健全で、日本刀の中で最も精良と言われる梨子地肌と、足頻りに入る明るく冴えた匂口に、粟田口沸と呼ばれる輝く細かな沸、明るく輝く金筋が掛るなど豊かに働き、粟田口久国の見所を余すところなく示した格調高い名刀である

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