重要刀剣 

延次 太刀

No.871374

太刀 銘 延次 青江生ぶ在銘太刀 究極の縮緬肌精良な地鉄に映り立つ最高傑作 金梨子地蝶紋散半太刀拵付 二尺二寸一分
ご成約
銘表 延次
登録証 東京都 昭和 40 年 3 月 25 日
寸法 刃長 67.1 cm (二尺二寸一分)・ 1.1 cm ・ 2.9 cm ・ 1.8 cm ・ 2.7 cm ・ 18.3 cm
0.63 cm ・ 0.67 cm ・ 0.47 cm
591 g
備中 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅尋常、反りやや深く、腰反りつき、小鋒。
小板目肌つみ、小杢目肌交り、地沸微塵に厚く付き、地景よく入り、乱れ映り立つ。
刃文 直刃調に、小乱れ交じり、小足入り、小沸よくつき、匂口締りごころに明るい。
帽子 直調に焼きつめる。
生ぶ、先栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一。
ハバキ 金着一重。

金梨子地蝶紋散金高蒔絵半太刀拵 [江戸時代]

法量

長さ97.8cm 反り4.6cm

説明

鐔 赤銅魚子地木瓜形金覆輪、 総金具 四分一石目地。 目貫 赤銅蝶紋三双図。

説明

備中国青江派は、平安末期承安頃の安次を祖として始まると伝え、以後南北朝時代に至るまで、多くの名工を輩出した。その多くが「次」の字を通字としている。その作風は、いわゆる縮緬状の肌合となり、地班の交じるものが多く、刃文は直刃調の穏やかなものや小乱れを交えるものなどあり、一般によく沸がつき、総じて同時代の備前物に比べると幾分地味で深い味わいを醸す感がある。延次は、古くは守次の子が鎌倉初期におり、銘鑑には南北朝初期にかけて4人ほどその名が見られる。この太刀は、身幅尋常、反りやや深く、腰反りつき、小鋒となる優美な姿で、小板目肌つみ、小杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、縮緬状の肌となり、映り立つ極めて精良な地鉄に、直刃調に、小乱れ交じり、小沸よく付き、古調で味わい深く、技倆の高さが伺える最高傑作である。

 延次 太刀 重要刀剣
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