
特別保存刀剣 特別保存刀剣
紀充 刀 紀充 刀
No.200501筒井越中守藤原輝邦入道紀充 享保八年二月吉日 刀剣美術所載 身幅3.2cm匂深い濤瀾乱れ金筋砂流し頻りに掛る傑作 二尺三寸六分筒井越中守藤原輝邦入道紀充 享保八年二月吉日 刀剣美術所載 身幅3.2cm匂深い濤瀾乱れ金筋砂流し頻りに掛る傑作 二尺三寸六分
- 銘表Mei-Omote
- 筒井越中守藤原輝邦入道紀充 筒井越中守藤原輝邦入道紀充
- 裏銘Ura-mei
- 享保八年二月吉日享保八年二月吉日
- 登録証Registration
- 栃木県 Tochigi 昭和26年3月30日 3/30/26(Showa)
- 時代Period
- 江戸中期享保八年江戸中期享保八年
- 法量Size
-
刃長 71.6cm (二尺三寸六分) 反り 1.8cm
元幅 3.2cm 先幅 2.2cm 元重 0.67cm 鎬厚 0.75cm 先重 0.55cm 鋒長 3.3cm 茎長 20.5cm 重量 654gHachou 71.6cm (二尺三寸六分) Sori 1.8cm
Moto-Haba 3.2cm Saki-Haba 2.2cm Moto-Kasane 0.67cm Shinogi-Thikess 0.75cm Saki-Kasane 0.55cm Kissaki-Chou 3.3cm Nakago-Chou 20.5cm Weight 654g - 国Country
- 越中越中
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅広く、中鋒。鎬造、庵棟、身幅広く、中鋒。
- 鍛Kitae
- 板目肌に、杢目肌交じり、地沸厚くつき、地景よく入り、鉄冴える。板目肌に、杢目肌交じり、地沸厚くつき、地景よく入り、鉄冴える。
- 刃文Hamon
- のたれに、大互の目・丁子乱れ交じり、足・葉入り、沸深くつき、金筋・砂流し幾重にも頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える。のたれに、大互の目・丁子乱れ交じり、足・葉入り、沸深くつき、金筋・砂流し幾重にも頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- 乱れ込んで、先掃き掛けて返る。乱れ込んで、先掃き掛けて返る。
- 茎Nakago
- 生ぶ、茎尻は入山形、鑢目筋違化粧、目釘孔一。生ぶ、茎尻は入山形、鑢目筋違化粧、目釘孔一。
- ハバキHabaki
- 金着銅一重。金着銅一重。
- 説明Drscription
- 筒井紀充(のりみつ)は、大和文殊派の鍛冶である越中守包国の子として寛文六年に生まれ、輝邦と銘し、宝永頃に入道して紀充と切る。初め大坂で鍛刀し、享保年中は河内、のちに大和郡山の九条に移る。戦国大名筒井順慶の一族と伝え、銘によく筒井の姓を切っている。作風は、大坂新刀の影響が強く、特に津田越前守助広に私淑しており、助広を想わせる沸・匂いの深い濤欄刃を焼き、大和文殊派の鍛冶であるので、地鉄の柾が強く、それが刃中に絡むと金筋・砂流しが長くよく働く。この刀は、地沸厚くつき、のたれに、互の目・丁子刃交じり、濤瀾乱れとなり、金筋・沸筋・砂流し頻りに掛かり、刃中よく働き、沸匂深く、匂口明るく冴える、助広に劣らぬ出来の傑作である。 筒井紀充(のりみつ)は、大和文殊派の鍛冶である越中守包国の子として寛文六年に生まれ、輝邦と銘し、宝永頃に入道して紀充と切る。初め大坂で鍛刀し、享保年中は河内、のちに大和郡山の九条に移る。戦国大名筒井順慶の一族と伝え、銘によく筒井の姓を切っている。作風は、大坂新刀の影響が強く、特に津田越前守助広に私淑しており、助広を想わせる沸・匂いの深い濤欄刃を焼き、大和文殊派の鍛冶であるので、地鉄の柾が強く、それが刃中に絡むと金筋・砂流しが長くよく働く。この刀は、地沸厚くつき、のたれに、互の目・丁子刃交じり、濤瀾乱れとなり、金筋・沸筋・砂流し頻りに掛かり、刃中よく働き、沸匂深く、匂口明るく冴える、助広に劣らぬ出来の傑作である。
