兼元 孫六 保存刀装具 金八重牡丹塗鞘打刀拵付 複雑に華やかに乱れ刃中の働き見事で地刃冴える傑作 二尺二寸八分
特別保存刀剣・保存刀装具

兼元 刀

No.257096

兼元 孫六 保存刀装具 金八重牡丹塗鞘打刀拵付 複雑に華やかに乱れ刃中の働き見事で地刃冴える傑作 二尺二寸八分

¥2,300,000(tax included)
Kiwame
兼元
Registration
Kumamoto 8/18/44(Showa)
Period
室町後期大永頃
Size

Hachou 68.8cm (二尺二寸八分) Sori 2.0cm
Moto-Haba 3.1cm Saki-Haba 2.1cm Moto-Kasane 0.58cm Shinogi-Thikess 0.73cm Saki-Kasane 0.45cm Kissaki-Chou 3.7cm Nakago-Chou 19.9cm Weight 736g

Country
美濃
Shape
鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、中鋒やや延びる。
Kitae
板目肌に、杢目肌・流れ肌交え、地沸微塵に厚くつき、地景入り、淡く映り立ち、鉄冴える。
Hamon
互の目に、小互の目・尖り刃など交じり、湯走り・飛び焼き・二十刃など頻りに掛り、足・葉よく入り、沸よくつき、金筋・砂流し幾重にも頻りに掛り、匂口明るく冴える。
Boushi
のたれ込んで先掃き掛けて返る。
Nakago
生ぶ、先入山形、鑢目鷹ノ羽、目釘孔三内二埋め。
Habaki
金着二重。
Sword mounitings
日本美術刀剣保存協会 保存刀装具
金八重牡丹塗鞘打刀拵[江戸時代]
法量
長さ104.8cm 反り3.9cm
説明
鐔 赤銅地唐草図赤銅覆輪、 総金具 赤銅地唐草図金色絵。 目貫 素銅地蛸図。 鞘は保存刀装具指定後に塗り直してあります。
Drscription
兼元は、美濃三阿弥系の鍛冶で、古来名高いのは室町中期大永(1521年〜)頃の二代兼元(通称孫六)で、末古刀の最上作として二代兼定と共に末関を牽引し、また、最上大業物としても知られるように切れ味に優れ、古来より武人に愛された。二代兼元以降代々孫六を通称としているが、「関の孫六三本杉」といわれるように兼元の代表的な刃文が三本杉乱れで、これは尖りごころの互の目が連なる様が三本杉のように見えたことからついた呼び名である。
この刀は、身幅広く反り深く、中鋒延びごころの美しい姿で、地沸微塵に厚くつき淡く映り立つ冴えた地鉄に、互の目に、小互の目・尖刃など交え、湯走り・飛び焼き・二十刃など頻りに掛り、複雑に華やかに乱れ、沸が明るく輝き、金筋・稲妻・砂流し頻りに掛るなど刃中の働き見事で、匂口明るく冴える傑作である。
 兼元 刀 特別保存刀剣