
吉岡一文字 太刀 吉岡一文字 太刀
No.321043銘一 吉岡一文字 在銘太刀 乱れ映り立つ美しい地鉄に逆掛った丁子乱れ足葉金筋砂流し頻りに掛る傑作 二尺二寸四分銘一 吉岡一文字 在銘太刀 乱れ映り立つ美しい地鉄に逆掛った丁子乱れ足葉金筋砂流し頻りに掛る傑作 二尺二寸四分
お問い合わせAsk
- 銘表Mei-Omote
- 一(吉岡一文字)一(吉岡一文字)
- 時代Period
- 鎌倉後期鎌倉後期
- 法量Size
-
刃長 68.0cm ( 二尺二寸四分) 反り 2.7cm
元幅 2.8cm 先幅 1.7cm 元重 0.55cm 鎬厚 0.65cm 先重 0.43cm 鋒長 2.6cm 茎長 18.6cm 重量 519gHachou 68.0cm ( 二尺二寸四分) Sori 2.7cm
Moto-Haba 2.8cm Saki-Haba 1.7cm Moto-Kasane 0.55cm Shinogi-Thikess 0.65cm Saki-Kasane 0.43cm Kissaki-Chou 2.6cm Nakago-Chou 18.6cm Weight 519g - 国Country
- 備前備前
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅やや狭く、反り深くつき、腰反り付き、先やや細く、中鋒。鎬造、庵棟、身幅やや狭く、反り深くつき、腰反り付き、先やや細く、中鋒。
- 鍛Kitae
- 小板目肌に、杢目肌・板目肌交じり、総体につみ、地沸微塵につき、地景よく入り、乱れ映り立つ。小板目肌に、杢目肌・板目肌交じり、総体につみ、地沸微塵につき、地景よく入り、乱れ映り立つ。
- 刃文Hamon
- 直刃調に、逆掛かった互の目に、丁子刃交じり、湯走り掛り、足・葉頻りに入り、小沸よく付き、金筋砂流し頻りに掛かり、匂口明るい。直刃調に、逆掛かった互の目に、丁子刃交じり、湯走り掛り、足・葉頻りに入り、小沸よく付き、金筋砂流し頻りに掛かり、匂口明るい。
- 帽子Boushi
- 直ぐに小丸。直ぐに小丸。
- 茎Nakago
- 磨上、先栗尻、鑢目大筋交、目釘孔三。磨上、先栗尻、鑢目大筋交、目釘孔三。
- ハバキHabaki
- 金着一重金着一重
- 説明Drscription
- 鎌倉時代の備前物は、一文字と長船の両派に代表され、一文字派は以後南北長期にかけて福岡・吉岡・岩戸などの地に繁栄し、多くの良工が輩出した。この派が一文字と呼称される所以は、茎に「一」の字をきることに因るが、銘は「一」の字のみのものと、他に「一」の字の下にさらに個銘を加えるもの、また個銘だけのものもある。吉岡一文字派は、福岡一文字派に次いで鎌倉時代後期から南北朝期にかけて繁栄した。一派の代表工には助光・助吉・助茂・助次・助義などがいて「助」を通字としており、作風は、乱れの中に互の目が目立ってやや小出来となるものである。この刀は、反り深く、身幅やや狭く、腰反りつく優雅な姿で、つんだ杢目肌に、乱れ映りが立ち、地沸が微塵につく精良な地鉄に、頻りに逆掛かった丁子乱れに、互の目・湯走りなど複雑に交え、逆掛かった足・葉頻りに入り、小沸深くつき、金筋砂流し幾重にも頻りに掛り、匂口明るい傑作である。鎌倉時代の備前物は、一文字と長船の両派に代表され、一文字派は以後南北長期にかけて福岡・吉岡・岩戸などの地に繁栄し、多くの良工が輩出した。この派が一文字と呼称される所以は、茎に「一」の字をきることに因るが、銘は「一」の字のみのものと、他に「一」の字の下にさらに個銘を加えるもの、また個銘だけのものもある。吉岡一文字派は、福岡一文字派に次いで鎌倉時代後期から南北朝期にかけて繁栄した。一派の代表工には助光・助吉・助茂・助次・助義などがいて「助」を通字としており、作風は、乱れの中に互の目が目立ってやや小出来となるものである。この刀は、反り深く、身幅やや狭く、腰反りつく優雅な姿で、つんだ杢目肌に、乱れ映りが立ち、地沸が微塵につく精良な地鉄に、頻りに逆掛かった丁子乱れに、互の目・湯走りなど複雑に交え、逆掛かった足・葉頻りに入り、小沸深くつき、金筋砂流し幾重にも頻りに掛り、匂口明るい傑作である。
