第17回重要刀剣第17回重要刀剣
千手院 刀千手院 刀
No.376502
刀 千手院 鎌倉後期 輝く大小の沸がつき小足頻りに入り金筋掛り匂口明るく冴える健全傑作刀 二尺三寸五分刀 千手院 鎌倉後期 輝く大小の沸がつき小足頻りに入り金筋掛り匂口明るく冴える健全傑作刀 二尺三寸五分
- 極めKiwame
- 千手院 千手院
- 登録証Registration
- 栃木県
Tochigi
昭和40年2月23日
2/23/40(Showa)
- 時代Period
- 鎌倉後期頃鎌倉後期頃
- 法量Size
-
刃長 71.3cm (二尺三寸五分) 反り 0.8cm
元幅 3.0cm 先幅 2.1cm 元重 0.61cm 鎬厚 0.69cm 先重 0.56cm 鋒長 3.5cm 茎長 20.5cm 重量 727g
Hachou 71.3cm (二尺三寸五分) Sori 0.8cm
Moto-Haba 3.0cm Saki-Haba 2.1cm Moto-Kasane 0.61cm Shinogi-Thikess 0.69cm Saki-Kasane 0.56cm Kissaki-Chou 3.5cm Nakago-Chou 20.5cm Weight 727g
- 国Country
- 大和大和
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅広く、鎬高く、反りやや浅く、腰反りつき、中鋒。鎬造、庵棟、身幅広く、鎬高く、反りやや浅く、腰反りつき、中鋒。
- 鍛Kitae
- 柾目肌に、板目肌に杢目肌交じり、地沸厚くつき、地景入り、鉄冴える。柾目肌に、板目肌に杢目肌交じり、地沸厚くつき、地景入り、鉄冴える。
- 刃文Hamon
- 直刃調に、浅くのたれて、小互の目交じり、二十刃掛り、小足頻りに入り、沸よくつき、金筋・沸筋掛り、匂口明るく冴える。直刃調に、浅くのたれて、小互の目交じり、二十刃掛り、小足頻りに入り、沸よくつき、金筋・沸筋掛り、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- 直ぐに小丸。直ぐに小丸。
- 茎Nakago
- 大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔二。大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔二。
- ハバキHabaki
- 金着一重。金着一重。
- 説明Drscription
- 千手院派は、平安時代後期に興ったとされる大和最古の流派で、大和国奈良の東大寺に隷属する僧形の承仕法師が、もっぱら東大寺の僧兵の為に鍛刀をしていた。若草山麓の千手谷に鍛冶場があり、同地に千手観音を本尊とする千手院堂があり、その名が付いたと云う。この刀は、身幅広く、鎬高く、反りやや浅く、腰反りつき、中鋒となる鎌倉時代の姿で、柾目肌つみ、地沸厚く付き、地景入り、黒く冴えた美しい地鉄に、直刃調に、のたれて、小互の目交じり、二十刃掛り、小足頻りに入り、沸よくつき、輝く大小の沸が深くよくつき、金筋・沸筋掛り、匂口明るく冴える傑作である。指定書は紛失のため、証明証となります。千手院派は、平安時代後期に興ったとされる大和最古の流派で、大和国奈良の東大寺に隷属する僧形の承仕法師が、もっぱら東大寺の僧兵の為に鍛刀をしていた。若草山麓の千手谷に鍛冶場があり、同地に千手観音を本尊とする千手院堂があり、その名が付いたと云う。この刀は、身幅広く、鎬高く、反りやや浅く、腰反りつき、中鋒となる鎌倉時代の姿で、柾目肌つみ、地沸厚く付き、地景入り、黒く冴えた美しい地鉄に、直刃調に、のたれて、小互の目交じり、二十刃掛り、小足頻りに入り、沸よくつき、輝く大小の沸が深くよくつき、金筋・沸筋掛り、匂口明るく冴える傑作である。指定書は紛失のため、証明証となります。