
特別保存刀剣特別保存刀剣
高平 短刀 高平 短刀
No.416006初代兼若 越中守藤原高平 寛永三年二月日 平造短刀 食い違い二十刃金筋頻りに掛り匂深く地刃明るく冴える傑作 九寸一分初代兼若 越中守藤原高平 寛永三年二月日 平造短刀 食い違い二十刃金筋頻りに掛り匂深く地刃明るく冴える傑作 九寸一分
- 銘表Mei-Omote
- 越中守藤原高平越中守藤原高平
- 裏銘Ura-mei
- 寛永三年二月日寛永三年二月日
- 登録証Registration
- 東京都 Tokyo 平成1年9月28日 9/28/1(Heisei)
- 時代Period
- 寛永三年二月日寛永三年二月日
- 法量Size
-
刃長 27.5cm (九寸一分) 反り 僅か 元重 0.62cm 茎長 11.3cm 重量 205
Hachou 27.5cm (九寸一分) Sori 僅か Moto-Kasane 0.62cm Nakago-Chou 11.3cm Weight 205
- 国Country
- 越中越中
- 姿Shape
- 平造、三ツ棟、身幅やや広く、僅かに反りつく。平造、三ツ棟、身幅やや広く、僅かに反りつく。
- 鍛Kitae
- 板目肌に、流れ肌交じり。地沸微塵に厚く付き、地景入る。板目肌に、流れ肌交じり。地沸微塵に厚く付き、地景入る。
- 刃文Hamon
- のたれに、互の目交じり、湯走り・食い違い刃・二十刃頻りに掛り、足よく入り、小沸よくつき、金筋掛り、匂深く、匂口明るく冴える。のたれに、互の目交じり、湯走り・食い違い刃・二十刃頻りに掛り、足よく入り、小沸よくつき、金筋掛り、匂深く、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- 直ぐに小丸、先掃きかける。直ぐに小丸、先掃きかける。
- 茎Nakago
- 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。
- ハバキHabaki
- 金着一重。金着一重。
- 彫物Carving
- 表裏に棒樋丸止、添樋を彫る。表裏に棒樋丸止、添樋を彫る。
- 説明Drscription
- 加州兼若は、辻村四朗右門甚六といい、本国美濃より一族を引き連れて加賀に移住し、初め越中大掾を受領、元和二年に越中守を受領し高平に改める。兼若家は、前田家の庇護のもと大いに栄えた。金沢藩では、禄が低くとも兼若を持っているものに嫁をやるといわれるほど、往時から人気があった。この刀は、身幅やや広く僅かに反りがつく大振りの短刀で、流れ肌交じりの板目肌に、地沸が厚くつき、湯走りよく掛る明るく冴えた地鉄に、のたれに、互の目交じり、食い違い・二十刃頻りに掛り、足よく入り、沸深くよくつき、鋭く輝く金筋が頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える傑作である。加州兼若は、辻村四朗右門甚六といい、本国美濃より一族を引き連れて加賀に移住し、初め越中大掾を受領、元和二年に越中守を受領し高平に改める。兼若家は、前田家の庇護のもと大いに栄えた。金沢藩では、禄が低くとも兼若を持っているものに嫁をやるといわれるほど、往時から人気があった。この刀は、身幅やや広く僅かに反りがつく大振りの短刀で、流れ肌交じりの板目肌に、地沸が厚くつき、湯走りよく掛る明るく冴えた地鉄に、のたれに、互の目交じり、食い違い・二十刃頻りに掛り、足よく入り、沸深くよくつき、鋭く輝く金筋が頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える傑作である。
