兼元 小浜酒井家伝来孫六 時代黒蝋色塗鞘打刀拵付 金筋砂流し幾重にも掛り地刃冴える三本杉典型名品 二尺三寸一分
特別保存刀剣

Kanemoto Katana

No.570896

兼元 小浜酒井家伝来孫六 時代黒蝋色塗鞘打刀拵付 金筋砂流し幾重にも掛り地刃冴える三本杉典型名品 二尺三寸一分

¥2,500,000(tax included)
Mei-Omote
兼元
Registration
Tokyo 3/15/26(Showa)
Period
室町後期大永頃
Size

Hachou 69.9cm (二尺三寸一分) Sori 1.2cm
Moto-Haba 2.95cm Saki-Haba 2.05cm Moto-Kasane 0.57cm Shinogi-Thikess 0.69cm Saki-Kasane 0.52cm Kissaki-Chou 3.4cm Nakago-Chou 17.1cm Weight 694g

Country
美濃
Shape
Kitae
Hamon
互の目が連れ、尖り刃交じり、足よく入り、小沸深くつき、金筋・砂流し幾重にも頻りに掛り、匂口明るく冴える。
Boushi
のたれ込んで小丸、先掃きかける。
Nakago
磨上、先浅い栗尻、鑢目鷹ノ羽、目釘孔二。
Habaki
金着一重。
Sword mounitings
黒蝋色塗鞘打刀拵[江戸時代]
法量
長さ96.6cm反り3.6cm
説明
鐔 鉄地透、 頭 角。 縁 赤銅魚子地枝菊図金色絵。 目貫 赤銅牛図。 小柄・笄 銘 後藤光煕 花押 赤銅魚子地馬図金色絵。後藤光煕は後藤一乗の兄で次左衛門家の五代目。
Carving
表裏に二筋樋を掻き流す。
Drscription
兼元は、美濃三阿弥系の鍛冶で、古来名高いのは室町中期大永(1521年〜)頃の二代兼元(通称孫六)で、末古刀の最上作として二代兼定と共に末関を牽引し、また、最上大業物としても知られるように切れ味に優れ、古来より武人に愛された。二代兼元以降代々孫六を通称としているが、「関の孫六三本杉」といわれるように兼元の代表的な刃文が三本杉乱れで、これは尖りごころの互の目が連なる様が三本杉のように見えたことからついた呼び名である。この刀は、身幅広く、反りやや浅く、中鋒、茎が短い片手打の姿で、板目に杢目交じり、刃寄り流れ肌交え、地沸微塵に厚くつき、地景入り、淡く映りが立つ明るく冴えた地鉄に、焼き幅大きく華やかで典型的な三本杉を焼き、小沸深くつき、金筋・砂流し幾重にも頻りに掛るなど刃中盛んに働き、匂口明るく冴える。本阿弥光遜の鞘書が入る小浜酒井家伝来の名品である。
兼元 刀 特別保存刀剣