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特別保存刀剣特別保存刀剣
左貞吉 刀 左貞吉 刀
No.608780左貞吉 左文字子 重要候補 映り立ち沸明るく輝き金筋幾重にも頻りに掛り覇気溢れる健全名品 二尺二寸九分左貞吉 左文字子 重要候補 映り立ち沸明るく輝き金筋幾重にも頻りに掛り覇気溢れる健全名品 二尺二寸九分
- 極めKiwame
- 左貞吉左貞吉
- 登録証Registration
- 富山県 Toyama 平成30年10月10日 10/10/30(Heisei)
- 時代Period
- 南北朝時代前期南北朝時代前期
- 法量Size
-
刃長 69.4cm (二尺二寸九分) 反り 1.6cm
元幅 3.1cm 先幅 2.5cm 元重 0.53cm 鎬厚 0.70cm 先重 0.52cm 鋒長 8.5cm 茎長 19.0cm 重量 688gHachou 69.4cm (二尺二寸九分) Sori 1.6cm
Moto-Haba 3.1cm Saki-Haba 2.5cm Moto-Kasane 0.53cm Shinogi-Thikess 0.70cm Saki-Kasane 0.52cm Kissaki-Chou 8.5cm Nakago-Chou 19.0cm Weight 688g - 国Country
- 筑前筑前
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅広く、先幅広く、重ね薄く、腰反りつき、大鋒。鎬造、庵棟、身幅広く、先幅広く、重ね薄く、腰反りつき、大鋒。
- 鍛Kitae
- 板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、映り立ち、鉄明るく冴える。板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、映り立ち、鉄明るく冴える。
- 刃文Hamon
- 直刃調に、小互の目交じり、湯走り・飛び焼き・二十刃掛かり、足よく入り、沸深くよくつき、金筋・沸筋・砂流し掛り、匂口明るく冴える。直刃調に、小互の目交じり、湯走り・飛び焼き・二十刃掛かり、足よく入り、沸深くよくつき、金筋・沸筋・砂流し掛り、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- のたれ込んで小丸、先掃きかける。のたれ込んで小丸、先掃きかける。
- 茎Nakago
- 大磨上、先浅い栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔二。大磨上、先浅い栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔二。
- ハバキHabaki
- 金色絵一重。金色絵一重。
- 説明Drscription
- 筑前国左文字は、大左と通称され、実阿の子と伝え、銘文の左は、左衛門三郎の略という。相州正宗十哲の一人に数えられ、それまでの古典的な九州物の作域から大いに脱皮し、地刃共に明るく冴え、地景や金筋の目立つ新作風を確立した。現存する在銘の太刀は、国宝の「江雪左文字」のみであるが、短刀の作例は比較的多く残されている。左一門は、南北朝期に大いに栄えたが、大左の子と伝える貞吉・安吉を始め弘行・国弘などがいて、これら左一門を末左と呼称する。貞吉は、大左の子で、南北朝時代文和元年の年紀作がある。この刀は、身幅広く、鋒大きく延びる延文・貞治頃の姿で、地沸が厚くつき、湯走り・飛び焼きなどが明るく輝き現れる黒く冴えた鍛に、直刃調に、小互の目交じり、湯走り・飛び焼き・二十刃掛り、足よく入り、沸深くつき、金筋が幾重にも頻りに掛り、頗る健全で覇気溢れる左の名品である。筑前国左文字は、大左と通称され、実阿の子と伝え、銘文の左は、左衛門三郎の略という。相州正宗十哲の一人に数えられ、それまでの古典的な九州物の作域から大いに脱皮し、地刃共に明るく冴え、地景や金筋の目立つ新作風を確立した。現存する在銘の太刀は、国宝の「江雪左文字」のみであるが、短刀の作例は比較的多く残されている。左一門は、南北朝期に大いに栄えたが、大左の子と伝える貞吉・安吉を始め弘行・国弘などがいて、これら左一門を末左と呼称する。貞吉は、大左の子で、南北朝時代文和元年の年紀作がある。この刀は、身幅広く、鋒大きく延びる延文・貞治頃の姿で、地沸が厚くつき、湯走り・飛び焼きなどが明るく輝き現れる黒く冴えた鍛に、直刃調に、小互の目交じり、湯走り・飛び焼き・二十刃掛り、足よく入り、沸深くつき、金筋が幾重にも頻りに掛り、頗る健全で覇気溢れる左の名品である。
