
特別保存刀剣 特別保存刀剣
則重 脇差 則重 脇差
No.611331脇差 則重 金象嵌銘 正宗兄弟子 最上作 湯走り金筋幾重にも頻りに掛り地刃明るく冴える健全名品 一尺八寸四分脇差 則重 金象嵌銘 正宗兄弟子 最上作 湯走り金筋幾重にも頻りに掛り地刃明るく冴える健全名品 一尺八寸四分
- 銘表Mei-Omote
- 金象嵌銘 則重金象嵌銘 則重
- 登録証Registration
- 北海道 Hokkaido 昭和29年11月22日 11/22/29(Showa)
- 時代Period
- 鎌倉末期元亨頃鎌倉末期元亨頃
- 法量Size
-
刃長 55.9cm ( 一尺八寸四分) 反り 1.2cm
元幅 2.6cm 先幅 2.0cm 元重 0.37cm 鎬厚 0.56cm 先重 0.38cm 鋒長 3.9cm 茎長 14.3cm 重量 407gHachou 55.9cm ( 一尺八寸四分) Sori 1.2cm
Moto-Haba 2.6cm Saki-Haba 2.0cm Moto-Kasane 0.37cm Shinogi-Thikess 0.56cm Saki-Kasane 0.38cm Kissaki-Chou 3.9cm Nakago-Chou 14.3cm Weight 407g - 国Country
- 越中越中
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅やや細く、腰反りつき、中鋒やや延びる。鎬造、庵棟、身幅やや細く、腰反りつき、中鋒やや延びる。
- 鍛Kitae
- 板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸厚くつき、映りたつ。板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸厚くつき、映りたつ。
- 刃文Hamon
- 浅いのたれ調に、小乱れ交じり、湯走り頻りに掛り、小足・葉頻りに入り、沸深くつき、金筋幾重にも頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える。浅いのたれ調に、小乱れ交じり、湯走り頻りに掛り、小足・葉頻りに入り、沸深くつき、金筋幾重にも頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- のたれ込んで小丸。のたれ込んで小丸。
- 茎Nakago
- 大磨上、先切、鑢目切、目釘孔二。大磨上、先切、鑢目切、目釘孔二。
- ハバキHabaki
- 金着二重。金着二重。
- 説明Drscription
- 越中則重は、越中国婦負郡呉服の住で、江義弘の父と伝える。『古今銘尽』など江戸期の刀剣書は正宗十哲の一人として挙げているが、年紀に延慶・正和等が見られることなどから、新藤五国光門で、正宗の兄弟子にあたるようである。作風は正宗に類似するが、特に越中打ちの後期作は、鍛肌に特色があり、大板目が肌立ち地景が太く頻りに入り、渦巻き状を見せるなど、いわゆる「松皮肌」と呼称される同工独特の肌合を呈する。この刀は、身幅やや狭く、腰反り付き、中鋒となる鎌倉末期の小太刀で、つんだ板目肌に杢目が交じり、地景よく入り、冴えた地鉄に、浅くのたれて、小乱れ交え、湯走りと映りが美しく絡み、二重刃掛り、小足・葉頻りに入り、華やかに乱れ、輝く沸が深くつき、金筋幾重にも頻りに掛るなど刃中盛んに働き、覇気溢れ、匂深く、匂口明るく冴える傑作である。越中則重は、越中国婦負郡呉服の住で、江義弘の父と伝える。『古今銘尽』など江戸期の刀剣書は正宗十哲の一人として挙げているが、年紀に延慶・正和等が見られることなどから、新藤五国光門で、正宗の兄弟子にあたるようである。作風は正宗に類似するが、特に越中打ちの後期作は、鍛肌に特色があり、大板目が肌立ち地景が太く頻りに入り、渦巻き状を見せるなど、いわゆる「松皮肌」と呼称される同工独特の肌合を呈する。この刀は、身幅やや狭く、腰反り付き、中鋒となる鎌倉末期の小太刀で、つんだ板目肌に杢目が交じり、地景よく入り、冴えた地鉄に、浅くのたれて、小乱れ交え、湯走りと映りが美しく絡み、二重刃掛り、小足・葉頻りに入り、華やかに乱れ、輝く沸が深くつき、金筋幾重にも頻りに掛るなど刃中盛んに働き、覇気溢れ、匂深く、匂口明るく冴える傑作である。
