
第42回重要刀剣第42回重要刀剣
康光 太刀康光 太刀
No.779903太刀 備州長船康光 左京亮 乱れ映り立ち華やかな腰開き互の目金筋幾重にも頻りに掛る超健全精華なる最高傑作 二尺四寸六分太刀 備州長船康光 左京亮 乱れ映り立ち華やかな腰開き互の目金筋幾重にも頻りに掛る超健全精華なる最高傑作 二尺四寸六分
- 銘表Mei-Omote
- 備州長船康光備州長船康光
- 登録証Registration
- 岡山県 Okayama 昭和36年6月12日 6/12/36(Showa)
- 時代Period
- 室町初期永享頃室町初期永享頃
- 法量Size
-
刃長 74.5cm (二尺四寸六分) 反り 2.2cm
元幅 3.0cm 先幅 2.0cm 元重 0.70cm 鎬厚 0.77cm 先重 0.43cm 鋒長 3.2cm 茎長 21.4cm 重量 777gHachou 74.5cm (二尺四寸六分) Sori 2.2cm
Moto-Haba 3.0cm Saki-Haba 2.0cm Moto-Kasane 0.70cm Shinogi-Thikess 0.77cm Saki-Kasane 0.43cm Kissaki-Chou 3.2cm Nakago-Chou 21.4cm Weight 777g - 国Country
- 備前備前
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、腰反りつき、反り深く、先反りつき、中鋒。鎬造、庵棟、腰反りつき、反り深く、先反りつき、中鋒。
- 鍛Kitae
- 板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、乱れ映り立つ。板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、乱れ映り立つ。
- 刃文Hamon
- 腰の開いた互の目に、互の目・丁子刃交じり、足・葉よく入り、匂出来、金筋細かく幾重にも頻りに掛り、匂口明るい。腰の開いた互の目に、互の目・丁子刃交じり、足・葉よく入り、匂出来、金筋細かく幾重にも頻りに掛り、匂口明るい。
- 帽子Boushi
- 乱れ込んで尖って返る。乱れ込んで尖って返る。
- 茎Nakago
- 磨上、先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔三。磨上、先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔三。
- ハバキHabaki
- 金着二重。金着二重。
- 彫物Carving
- 表裏に棒樋を丸止め。表裏に棒樋を丸止め。
- 説明Drscription
- 長船康光は、兄と伝わる盛光と共に応永備前を代表する長義の孫とも伝える名工である。左京亮康光は、修理亮盛光の弟で、応永三十二年から文安にかけての年紀作があり、兄との合作刀が見られる。この刀は、元は82cmを超える太刀で、凛然とした姿を呈し、応永杢がよく現れた乱れ映りが立つ美しい地鉄に、乱れ映りが立ち、腰開き互の目に、角張る刃・丁子刃・尖刃を交えた華やかな刃を焼き、小沸深くつき、金筋幾重にも頻りに掛り、匂口明るく冴える左京亮康光の初代を凌駕する屈指の出来で、尚且つこの上なく健全な最高傑作である。長船康光は、兄と伝わる盛光と共に応永備前を代表する長義の孫とも伝える名工である。左京亮康光は、修理亮盛光の弟で、応永三十二年から文安にかけての年紀作があり、兄との合作刀が見られる。この刀は、元は82cmを超える太刀で、凛然とした姿を呈し、応永杢がよく現れた乱れ映りが立つ美しい地鉄に、乱れ映りが立ち、腰開き互の目に、角張る刃・丁子刃・尖刃を交えた華やかな刃を焼き、小沸深くつき、金筋幾重にも頻りに掛り、匂口明るく冴える左京亮康光の初代を凌駕する屈指の出来で、尚且つこの上なく健全な最高傑作である。
