特別保存刀剣 特別保存刀剣
正広二代 脇差 正広二代 脇差
No.848586脇差 河内守藤原正広 二代 足の長い華やかな丁子乱れ沸匂深く地刃明るく冴える傑作 一尺六寸五分脇差 河内守藤原正広 二代 足の長い華やかな丁子乱れ沸匂深く地刃明るく冴える傑作 一尺六寸五分
- 銘表Mei-Omote
- 河内守藤原正広河内守藤原正広
- 登録証Registration
- 北海道 Hokkaido 昭和45年9月14日 9/14/45(Showa)
- 時代Period
- 江戸時代前期寛文頃江戸時代前期寛文頃
- 法量Size
-
刃長 50.0cm (一尺六寸五分) 反り 1.0cm
元幅 3.0cm 先幅 2.1cm 元重 0.65cm 鎬厚 0.72cm 先重 0.47cm 鋒長 3.2cm 茎長 13.8cm 重量 491gHachou 50.0cm (一尺六寸五分) Sori 1.0cm
Moto-Haba 3.0cm Saki-Haba 2.1cm Moto-Kasane 0.65cm Shinogi-Thikess 0.72cm Saki-Kasane 0.47cm Kissaki-Chou 3.2cm Nakago-Chou 13.8cm Weight 491g - 国Country
- 肥前肥前
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや浅く、中鋒。鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや浅く、中鋒。
- 鍛Kitae
- 小板目肌つみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄冴える。小板目肌つみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄冴える。
- 刃文Hamon
- 丁子刃に、互の目交じり、足・葉長く太くよく入り、小沸深くよくつき、沸筋・砂流し頻りにかかり、匂深く、匂口明るく冴える。丁子刃に、互の目交じり、足・葉長く太くよく入り、小沸深くよくつき、沸筋・砂流し頻りにかかり、匂深く、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- 直ぐに小丸。直ぐに小丸。
- 茎Nakago
- 生ぶ、先入山形、鑢目大筋違、目釘孔一。生ぶ、先入山形、鑢目大筋違、目釘孔一。
- ハバキHabaki
- 銀無垢一重。銀無垢一重。
- 説明Drscription
- 初代正広は、初代忠吉の孫で初銘を正永といい、寛永二年正広に改銘、寛永十七年頃に河内大掾を受領している。二代正広は、初代正広の子で、名を与七郎といい、寛永三年生まれ、初銘を正永、初め武蔵大掾を受領、後に武蔵守に転任、寛文五年に初代没後、正広を襲名、河内守に転じている。元禄十三年に75歳で没。三代は正広を名乗らず。四代正広は、名を友之進といい、宝永5年に河内大掾を受領、享保18年に61歳で没する。正広家は、傍肥前の刀工の中で最も技量が優れ大いに活躍した。作風は匂口の深い直刃、互の目乱れ、大互の目乱れとなり、常の肥前刀とは趣きが異なり、華やかな出来となる。この刀は、身幅広く、反りの浅い寛文新刀の姿で、小板目肌につみ、地沸が微塵に厚くつき、地景細かく入る所謂小糠肌と呼称される地鉄に、焼き幅大きな華やかな丁子乱れに、互の目を交え、足・葉長く太くよく入り、輝く大小の沸がつき、沸筋・砂流し頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える二代正広の傑作である。初代正広は、初代忠吉の孫で初銘を正永といい、寛永二年正広に改銘、寛永十七年頃に河内大掾を受領している。二代正広は、初代正広の子で、名を与七郎といい、寛永三年生まれ、初銘を正永、初め武蔵大掾を受領、後に武蔵守に転任、寛文五年に初代没後、正広を襲名、河内守に転じている。元禄十三年に75歳で没。三代は正広を名乗らず。四代正広は、名を友之進といい、宝永5年に河内大掾を受領、享保18年に61歳で没する。正広家は、傍肥前の刀工の中で最も技量が優れ大いに活躍した。作風は匂口の深い直刃、互の目乱れ、大互の目乱れとなり、常の肥前刀とは趣きが異なり、華やかな出来となる。この刀は、身幅広く、反りの浅い寛文新刀の姿で、小板目肌につみ、地沸が微塵に厚くつき、地景細かく入る所謂小糠肌と呼称される地鉄に、焼き幅大きな華やかな丁子乱れに、互の目を交え、足・葉長く太くよく入り、輝く大小の沸がつき、沸筋・砂流し頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える二代正広の傑作である。