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第19回重要刀剣 第19回重要刀剣
則重 刀 則重 刀
No.928608則重 正宗兄弟子 最上作 究極の松皮肌に乱れ映り立ち沸匂深く地刃明るく冴える傑作 二尺二寸九分則重 正宗兄弟子 最上作 究極の松皮肌に乱れ映り立ち沸匂深く地刃明るく冴える傑作 二尺二寸九分
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- 極めKiwame
- 則重則重
- 登録証Registration
- 石川県 Ishikawa 昭和42年12月21日 12/21/42(Showa)
- 時代Period
- 鎌倉末期元亨頃鎌倉末期元亨頃
- 法量Size
-
刃長 69.5cm (二尺二寸九分) 反り 2.2cm
元幅 3.1cm 先幅 2.3cm 元重 0.65cm 鎬厚 0.70cm 先重 0.61cm 鋒長 3.3cm 茎長 18.5cm 重量 723gHachou 69.5cm (二尺二寸九分) Sori 2.2cm
Moto-Haba 3.1cm Saki-Haba 2.3cm Moto-Kasane 0.65cm Shinogi-Thikess 0.70cm Saki-Kasane 0.61cm Kissaki-Chou 3.3cm Nakago-Chou 18.5cm Weight 723g - 国Country
- 越中越中
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反りつき、中鋒。鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反りつき、中鋒。
- 鍛Kitae
- 大板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、乱れ映りたつ。
- 刃文Hamon
- 浅くのたれて、小乱れ・互の目交じり、湯走り・飛び焼き頻りに掛り、足・葉頻りに入り、小沸深く付き、金筋砂流し頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える。浅くのたれて、小乱れ・互の目交じり、湯走り・飛び焼き頻りに掛り、足・葉頻りに入り、小沸深く付き、金筋砂流し頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- 直ぐに小丸。直ぐに小丸。
- 茎Nakago
- 大磨上、先入山形、鑢目筋交、目釘孔二内一埋。大磨上、先入山形、鑢目筋交、目釘孔二内一埋。
- ハバキHabaki
- 金色絵二重。金色絵二重。
- 説明Drscription
- 越中則重は、越中国婦負郡呉服の住で、江義弘の父と伝える。『古今銘尽』など江戸期の刀剣書は正宗十哲の一人として挙げているが、年紀に延慶・正和等が見られることなどから、新藤五国光門で、正宗の兄弟子にあたるようである。作風は正宗に類似するが、鍛肌に特色があり、大板目が肌立ち地景が太く頻りに入り、渦巻き状を見せるなど、いわゆる「松皮肌」と呼称される同工独特の肌合を呈する。この刀は、身幅広く、反り深い剛健なる姿を呈し、大板目肌に渦巻き状の肌が頻りに入り、地景よく入り、黒味を帯び、肌立つ、所謂松皮肌がつみ、浅くのたれて、小乱れ・小互の目交じり、湯走り・飛び焼き頻りに掛り、足・葉頻りに入り、華やかに乱れ、小沸深く付き、金筋幾砂流し掛るなど刃中よく働き、匂深く、匂沸が美しく絡み、正宗をも思わせる出来で、匂口明るく冴える傑作である。越中則重は、越中国婦負郡呉服の住で、江義弘の父と伝える。『古今銘尽』など江戸期の刀剣書は正宗十哲の一人として挙げているが、年紀に延慶・正和等が見られることなどから、新藤五国光門で、正宗の兄弟子にあたるようである。作風は正宗に類似するが、鍛肌に特色があり、大板目が肌立ち地景が太く頻りに入り、渦巻き状を見せるなど、いわゆる「松皮肌」と呼称される同工独特の肌合を呈する。この刀は、身幅広く、反り深い剛健なる姿を呈し、大板目肌に渦巻き状の肌が頻りに入り、地景よく入り、黒味を帯び、肌立つ、所謂松皮肌がつみ、浅くのたれて、小乱れ・小互の目交じり、湯走り・飛び焼き頻りに掛り、足・葉頻りに入り、華やかに乱れ、小沸深く付き、金筋幾砂流し掛るなど刃中よく働き、匂深く、匂沸が美しく絡み、正宗をも思わせる出来で、匂口明るく冴える傑作である。
