特別保存刀剣特別保存刀剣
綾小路定利 刀綾小路定利 刀
No.233657特別保存刀剣 綾小路定利 伝来三条宗近 生茎の優美な太刀姿に金筋砂流し頻りに掛る名品 菊紋御刀箱付 二尺八寸八分特別保存刀剣 綾小路定利 伝来三条宗近 生茎の優美な太刀姿に金筋砂流し頻りに掛る名品 菊紋御刀箱付 二尺八寸八分
- 極めKiwame
- 綾小路定利 三条守家綾小路定利 三条守家
- 登録証Registration
- 北海道 Hokkaido 昭和38年6月26日 6/26/38(Showa)
- 時代Period
- 鎌倉前期 約780年前鎌倉前期 約780年前
- 法量Size
-
刃長 87.4cm (二尺八寸八分) 反り 3.4cm
元幅 3.2cm 先幅 1.5cm 元重 0.67cm 鎬厚 0.73cm 先重 0.37cm 鋒長 2.4cm 茎長 25.2cm 重量 965gHachou 87.4cm (二尺八寸八分) Sori 3.4cm
Moto-Haba 3.2cm Saki-Haba 1.5cm Moto-Kasane 0.67cm Shinogi-Thikess 0.73cm Saki-Kasane 0.37cm Kissaki-Chou 2.4cm Nakago-Chou 25.2cm Weight 965g - 国Country
- 山城山城
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反り付き、先細く、小鋒。鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反り付き、先細く、小鋒。
- 鍛Kitae
- 板目肌つみ、杢目・流れ肌交じり、地沸微塵につき、地景入り、乱れ映り立つ。板目肌つみ、杢目・流れ肌交じり、地沸微塵につき、地景入り、乱れ映り立つ。
- 刃文Hamon
- 直刃調に、小乱れ・小互の目・小丁子交じり、食い違い頻りに掛り、湯走り頻りに掛かり、小足・葉よく入り、小沸よくつき、金筋・砂流し頻りにかかり、匂口明るい。直刃調に、小乱れ・小互の目・小丁子交じり、食い違い頻りに掛り、湯走り頻りに掛かり、小足・葉よく入り、小沸よくつき、金筋・砂流し頻りにかかり、匂口明るい。
- 帽子Boushi
- 帽子、直ぐに小丸。帽子、直ぐに小丸。
- 茎Nakago
- 生ぶ、先栗尻、鑢目不明、裏不明、目釘孔二。生ぶ、先栗尻、鑢目不明、裏不明、目釘孔二。
- ハバキHabaki
- 金着二重。金着二重。
- 説明Drscription
- 綾小路派は、鎌倉初期に活躍した一派で、一派の祖である定利が代表工として挙げられ、他に定吉、定則、定業、末行などがいる。綾小路派の特色としては、如何にも山城伝らしい優美な太刀姿や精緻な地鉄などが挙げられるが、同じ山城の粟田口派や来派よりも時代を遡る作風を呈し、従来、来派の祖国行と同時代とされてきたが、近年三条派や五条派に近い流派という見方が主流となっている。この太刀は、二尺八寸八分の作刀時のままの完全生ぶ茎となり、反り深く、腰反りつき、先伏せごころ、小鋒となる優美な平安末期から鎌倉初期の太刀姿で、小乱れに、小互の目・小丁子交じり、食い違い・二十刃頻りに掛り、複雑に乱れ、湯走り頻りにかかり、金筋・砂流し頻りに掛るなど刃中の働き豊かな名品である。本刀は、三条宗近として伝来したもので、明治天皇の御物と伝え、金蒔絵の菊紋が入る朱塗りの御刀箱は賀陽宮の蔵札が付く。綾小路派は、鎌倉初期に活躍した一派で、一派の祖である定利が代表工として挙げられ、他に定吉、定則、定業、末行などがいる。綾小路派の特色としては、如何にも山城伝らしい優美な太刀姿や精緻な地鉄などが挙げられるが、同じ山城の粟田口派や来派よりも時代を遡る作風を呈し、従来、来派の祖国行と同時代とされてきたが、近年三条派や五条派に近い流派という見方が主流となっている。この太刀は、二尺八寸八分の作刀時のままの完全生ぶ茎となり、反り深く、腰反りつき、先伏せごころ、小鋒となる優美な平安末期から鎌倉初期の太刀姿で、小乱れに、小互の目・小丁子交じり、食い違い・二十刃頻りに掛り、複雑に乱れ、湯走り頻りにかかり、金筋・砂流し頻りに掛るなど刃中の働き豊かな名品である。本刀は、三条宗近として伝来したもので、明治天皇の御物と伝え、金蒔絵の菊紋が入る朱塗りの御刀箱は賀陽宮の蔵札が付く。