短刀 兼元 明応頃 時代拵付 乱れ映り立ち不揃いの互の目金筋砂流し掛り匂口明るく冴える名品 八寸三分
特別保存刀剣

兼元 短刀

No.856211

短刀 兼元 明応頃 時代拵付 乱れ映り立ち不揃いの互の目金筋砂流し掛り匂口明るく冴える名品 八寸三分

¥1,000,000(tax included)
Mei-Omote
兼元
Registration
Fukuoka 5/11/5(Reiwa)
Period
室町後期明応頃
Size

Hachou 25.0cm (八寸三分) Sori 0.1cm
Moto-Haba 2.3cm Moto-Kasane 0.57cm Nakago-Chou 10.3cm Weight 146g

Country
美濃
Shape
鎬造、庵棟、身幅狭く、内反り。
Kitae
板目肌つみ、杢目肌交り、地沸微塵につき、乱れ映り立つ。
Hamon
小互の目に、尖り刃など交じり、湯走り・飛び焼き掛り、足・葉よく入り、小沸よくつき、金筋・砂流し掛り、匂口明るく冴える。
Boushi
乱れ込んで先掃き掛けて返る。
Nakago
茎は生ぶ、先栗尻、鑢目檜垣、目釘孔一。
Habaki
金着二重。
Sword mounitings
黒蝋色塗鞘短刀拵[江戸時代]
法量
長さ47.9cm 反り1.0cm
説明
鐔 鉄地金象嵌。 頭 角。 縁 赤銅魚子地地。 目貫 赤銅鳥図金色絵。 小柄 赤銅魚々子地鳥図金色絵。
Drscription
兼元は、美濃三阿弥系の鍛冶で、古来名高いのは室町中期大永(1521年〜)頃の二代兼元(通称孫六)で、末古刀の最上作として二代兼定と共に末関を牽引し、また、最上大業物としても知られるように切れ味に優れ、古来より武人に愛された。二代兼元以降代々孫六を通称としているが、「関の孫六三本杉」といわれるように兼元の代表的な刃文が三本杉乱れで、これは尖りごころの互の目が連なる様が三本杉のように見えたことからついた呼び名である。
この刀は、身幅狭い品の良い短刀で、乱れ映り立つつんだ地鉄に、小互の目に、尖刃など交え、湯走り・飛び焼きなど掛り、互の目が規則的にならず銘振りからも初代の作と思われ、小沸つき、金筋・砂流し頻りに掛るなど刃中の働き盛んで、匂口明るく冴える名品である。
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