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特別保存刀剣 特別保存刀剣
助直 脇差助直 脇差
No.680674脇差 津田近江守助直 貞享三年八月日 助広高弟 身幅3.3cmのたれに足頻りに入り地刃明るく冴える傑作 一尺八寸二分脇差 津田近江守助直 貞享三年八月日 助広高弟 身幅3.3cmのたれに足頻りに入り地刃明るく冴える傑作 一尺八寸二分
- 銘表Mei-Omote
- 津田近江守助直 津田近江守助直
- 裏銘Ura-mei
- 貞享三年八月日貞享三年八月日
- 登録証Registration
- 熊本県 Kumamoto 令和6年6月17日 6/17/6(Reiwa)
- 時代Period
- 江戸前期貞享三年江戸前期貞享三年
- 法量Size
-
刃長 55.2cm (一尺八寸二分) 反り 1.2cm
元幅 3.3cm 先幅 2.4cm 元重 0.82cm 鎬厚 0.78cm 先重 0.58cm 鋒長 3.8cm 茎長 17.1cm 重量 652gHachou 55.2cm (一尺八寸二分) Sori 1.2cm
Moto-Haba 3.3cm Saki-Haba 2.4cm Moto-Kasane 0.82cm Shinogi-Thikess 0.78cm Saki-Kasane 0.58cm Kissaki-Chou 3.8cm Nakago-Chou 17.1cm Weight 652g - 国Country
- 近江近江
- 姿Shape
- >鎬造、庵棟、身幅広く、先幅広く、中鋒延びる。>鎬造、庵棟、身幅広く、先幅広く、中鋒延びる。
- 鍛Kitae
- 小板目肌つみ、小杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄明るく冴える。小板目肌つみ、小杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄明るく冴える。
- 刃文Hamon
- 浅くのたれて、小互の目交じり、足頻りに入り、小沸深くよくつき、金筋・砂流し掛り、匂深く、匂口明るく冴える。浅くのたれて、小互の目交じり、足頻りに入り、小沸深くよくつき、金筋・砂流し掛り、匂深く、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- のたれ込んで小丸、やや深く返る。のたれ込んで小丸、やや深く返る。
- 茎Nakago
- 生ぶ、先入山形、鑢目筋違化粧、目釘孔二。生ぶ、先入山形、鑢目筋違化粧、目釘孔二。
- ハバキHabaki
- 銀無垢二重。銀無垢二重。
- 彫物Carving
- 表に八幡大菩薩の文字、裏に梵字と護摩箸を彫る。表に八幡大菩薩の文字、裏に梵字と護摩箸を彫る。
- 説明Drscription
- 助直は、寛永十六年に近江国高木に生まれ、名を孫太郎といい、大阪に出て二代助広の門に学び、後にその妹婿となると伝える。近江守を受領したのは、寛文九年頃と思われ、成業後、近江国高木に帰り、延宝頃の作には「高木住」と銘したものが多い。天和二年に助広が没すると、大阪に戻り、その後を受け継ぎ名声をおとさなかった。元禄六年、五十五歳までの作刀が現存する。その作風は、師助広の創始した濤欄刃をよく継承しており、匂が深く、小沸がよくつき、匂口が明るく冴え、師に勝る出来のものもある。この刀は、 助直48歳の作で、身幅広く、先幅も広く、鋒やや延びる豪壮な姿、重量も650gを超え、杢目交じりの小板目肌がつむ美しい地鉄が明るく冴え、真改風ののたれに、小互の目交じり、足が頻りに入り、沸深くつき、金筋・砂流し掛り、匂深く、匂口明るく冴える傑作である。
