
特別保存刀剣特別保存刀剣
兼若 刀兼若 刀
No.574295賀州住兼若 二代又助 逆丁子華やかに乱れ飛び焼き逆足葉頻りに入り沸匂深く地刃明るく冴える傑作 二尺一寸賀州住兼若 二代又助 逆丁子華やかに乱れ飛び焼き逆足葉頻りに入り沸匂深く地刃明るく冴える傑作 二尺一寸
- 銘表Mei-Omote
- 賀州住兼若(又助)賀州住兼若(又助)
- 登録証Registration
- 熊本県 Kumamoto 令和6年6月17日 6/17/6(Reiwa)
- 時代Period
- 江戸前期明暦頃
- 法量Size
-
刃長 63.6cm (二尺一寸) 反り 1.2cm
元幅 3.0cm 先幅 2.1cm 元重 0.57cm 鎬厚 0.73cm 先重 0.47cm 鋒長 3.6cm 茎長 21.3cm 重量 689gHachou 63.6cm (二尺一寸) Sori 1.2cm
Moto-Haba 3.0cm Saki-Haba 2.1cm Moto-Kasane 0.57cm Shinogi-Thikess 0.73cm Saki-Kasane 0.47cm Kissaki-Chou 3.6cm Nakago-Chou 21.3cm Weight 689g - 国Country
- 賀州賀州
- 姿Shape
- 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、中鋒やや延びる。鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、中鋒やや延びる。
- 鍛Kitae
- 小板目肌に、杢目・流れ交じり、地沸微塵に厚くつき、鉄明るく冴える。小板目肌に、杢目・流れ交じり、地沸微塵に厚くつき、鉄明るく冴える。
- 刃文Hamon
- 逆丁子に、重花風の丁子・袋丁子・蛙子調の丁子など交り、飛び焼き頻りに掛り、逆掛かった足・葉よく入り、沸深くつき、金筋細かく入り、匂深く、匂口明るく冴える。逆丁子に、重花風の丁子・袋丁子・蛙子調の丁子など交り、飛び焼き頻りに掛り、逆掛かった足・葉よく入り、沸深くつき、金筋細かく入り、匂深く、匂口明るく冴える。
- 帽子Boushi
- 焼き深く、のたれて小丸、先掃き掛ける。焼き深く、のたれて小丸、先掃き掛ける。
- 茎Nakago
- 磨上、先切、鑢目筋違、目釘孔二。磨上、先切、鑢目筋違、目釘孔二。
- ハバキHabaki
- 銅一重加州。銅一重加州。
- 説明Drscription
- 初代兼若は、名を辻村甚六といい、志津三郎兼氏の末裔と伝え、前田利家に召喚され美濃より加賀に移住し、加州兼若派の祖となる。元和二年に越中守を受領、名を高平と改めている。二代兼若は、名を又助といい、初代の三男として慶長十五年に生まれ、寛永五年兼若を襲名、延宝五年に六十六歳で没。金沢藩では「兼若を持っている者には禄はひくくても娘を嫁にやる」と言われるほど称賛され、「加賀正宗」と呼称された。この刀は、焼き深く鎬にまで掛り、逆掛かった丁子に、重花風丁子・袋丁子・蛙子調の丁子など交え、逆掛かった足・葉頻りに入る華やかな逆丁子を焼き、飛び焼き頻りに掛り、沸匂深く、沸が明るく輝き、地刃明るく冴え、覇気溢れる傑作である。初代兼若は、名を辻村甚六といい、志津三郎兼氏の末裔と伝え、前田利家に召喚され美濃より加賀に移住し、加州兼若派の祖となる。元和二年に越中守を受領、名を高平と改めている。二代兼若は、名を又助といい、初代の三男として慶長十五年に生まれ、寛永五年兼若を襲名、延宝五年に六十六歳で没。金沢藩では「兼若を持っている者には禄はひくくても娘を嫁にやる」と言われるほど称賛され、「加賀正宗」と呼称された。この刀は、焼き深く鎬にまで掛り、逆掛かった丁子に、重花風丁子・袋丁子・蛙子調の丁子など交え、逆掛かった足・葉頻りに入る華やかな逆丁子を焼き、飛び焼き頻りに掛り、沸匂深く、沸が明るく輝き、地刃明るく冴え、覇気溢れる傑作である。
