特別保存刀剣

尻懸 刀

No.130345

刀 尻懸 鎌倉後期 映り立ち小互の目に沸筋頻りに掛る匂口明るい優品 二尺二寸八分
¥900,000(税込)
極め 尻懸
登録証 埼玉県  昭和 45 年 5 月 25 日
寸法 刃長 69.2 cm (二尺二寸八分)・ 1.5 cm ・ 2.8 cm ・ 1.7 cm ・ 2.7 cm ・ 19.4 cm
0.56 cm ・ 0.67 cm ・ 0.46 cm
585 g
大和 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅尋常、反りやや深く、腰反り付き、中鋒。
板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景入り、映りたつ。
刃文 直刃調に、小互の目交じり、湯走り掛り、足・葉頻りに入り、島掛り、小沸深くよくつき、沸筋頻りに掛り、砂流し掛り、匂口明るい。
帽子 直ぐに小丸、先掃きかける。
大磨上、先浅い栗尻、鑢目浅い勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 金着一重
説明

大和尻懸派は、鎌倉後期正応(1288年)頃の則長を祖とし、手搔派と同じく東大寺に隷属していた刀工群で、南北朝時代にかけて繁栄している。この刀は、先幅細くなり、腰反り付き、中鋒となる鎌倉後期の姿で、板目肌に、杢目交じり、地沸微塵に厚くつき、映りたち、地景入る総体に詰んだ地鉄に、直刃調に、小互の目交じり、地沸深くつき、沸筋砂流し頻りに掛るなど刃中見事に働き、匂口明るい優品である。

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