重要刀剣 

毛利家伝来 左文字 末左 刀

No.143704

第46回重要刀剣 毛利家伝来左文字 末左 光常折紙 金筋掛り地刃明るく冴え渡る豪壮最高傑作 二尺三寸六分
¥4,800,000(税込)
極め 末左 左文字
登録証 東京都 昭和 54 年 11 月 22 日
寸法 刃長 71.5 cm (二尺三寸六分)・ 1.7 cm ・ 3.1 cm ・ 2.4 cm ・ 4.3 cm ・ 17.8 cm
0.62 cm ・ 0.67 cm ・ 0.48 cm
703 g
筑前 時代 南北朝時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや深く、腰反りつき、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、鉄冴える。
刃文 のたれて、互の目に、小互の目・丁子刃など交じり、湯走り・飛び焼き掛かり、足・葉よく入り、沸深くよくつき、金筋・沸筋・砂流し頻りにかかり、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込んで小丸。
大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 金着二重。
説明

筑前国左文字は、大左と通称され、実阿の子と伝え、銘文の左は、左衛門三郎の略という。相州正宗十哲の一人に数えられ、それまでの古典的な九州物の作域から大いに脱皮し、地刃共に明るく冴え、地景や金筋の目立つ新作風を確立した。現存する在銘の太刀は、国宝の「江雪左文字」のみであるが、短刀の作例は比較的多く残されている。左一門は、南北朝期に大いに栄えたが、大左の子と伝える貞吉・安吉を始め弘行・国弘などがいて、これら左一門を末左と呼称する。この刀は、左文字として毛利家に伝来したもので、貞享元年の本阿弥光常折紙が付帯し、特別貴重刀剣も左の極めであった。身幅広く、先幅も広く、やや反り深く、腰反り付き、鋒延びごころの南北朝の豪壮な姿で、板目肌に、杢目肌交じり、地沸が微塵に厚くつき、地景がよく入り、肌だちごころに、やや黒みを帯びた地鉄に、のたれて、互の目・丁子刃などが交じり、足・葉よく入り、地刃明るく冴え渡る。力強く、覇気溢れ、働き盛んで、左文字に極まってよい出来の傑作である。

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