重要刀剣  

片山一文字 刀

No.152678

片山一文字 則房 乱れ映りに華やかな丁子乱れ健全傑作刀 金無垢ハバキ時代梨子地塗鞘打刀拵付 二尺二寸六分
¥7,000,000(税込)
極め 片山一文字
登録証 宮城県 平成 17 年 7 月 15 日
寸法 刃長 68.6 cm (二尺二寸六分)・ 1.4 cm ・ 3.0 cm ・ 2.1 cm ・ 4.9 cm ・ 17.8 cm
0.64 cm ・ 0.78 cm ・ 0.42 cm
663 g
備前 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、腰反りつき、中鋒やや延びる。
板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵につき、地景細入り、乱れ映り立つ。
刃文 焼き幅大きな丁子乱れに、重花風の丁子・袋丁子など交じえ、足・葉頻りに入り、小沸深く付き、金筋・砂流し掛り、匂口明るい。
帽子 表直ぐに小丸、裏乱れ込んで小丸。
彫物 表裏に棒樋を掻き流す。
大磨上、先切、鑢目筋違、目釘孔一。
ハバキ 金無垢二重。

梨子地塗鞘打刀拵 [江戸時代]

法量

長さ98.3cm 反り3.1cm

説明

鐔 赤銅磨地金象嵌、 縁頭 赤銅魚子地菊紋散図金色絵 目貫 金無垢馬図。

説明

則房は、福岡一文字助房の子と伝え、助真・吉房とならんで最も華やかな丁子乱れを焼き、鎌倉時代中期の一文字派を代表する刀工である。則房は、のち福岡より片山に移住して作刀したと伝え、片山一文字と呼称される。作風は、助真・吉房に類する華やかな丁子乱れのものの他に、地沸が微塵について強く冴え、映りの目立たないもの、逆ごころの刃が目立つもの、小模様のものなどがある。この刀は、元は80cmを超える太刀であったと思われ、身幅広く、腰反りつき、鋒やや延びる優美な姿で、乱れ映りが立ち、地沸が微塵につく精良な地鉄に、華やかな丁子乱れに、重花丁子・袋丁子など複雑に交え、逆足・足・葉頻りに入り、小沸深くつき、金筋・砂流し掛り、匂口明い。覇気溢れる華やかな出来で、研ぎ減りも無く、頗る健全な傑作刀である。

 片山一文字 刀 重要刀剣
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