特別保存刀剣 

兼定 刀

No.169661

和泉守兼定 紀州徳川家伝来 焼き鎬にまで掛る華やかで地刃明るく冴える最高傑作 二尺三寸一分
銘表 兼定
登録証 和歌山県 昭和 36 年 2 月 3 日
寸法 刃長 69.9 cm (二尺三寸一分)・ 1.5 cm ・ 3.4 cm ・ 2.4 cm ・ 4.5 cm ・ 19.0 cm
0.60 cm ・ 0.70 cm ・ 0.50 cm
732 g
美濃 時代 室町中期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、先反りつき、中鋒延びる。
板目肌に、柾目肌交じり、地沸微塵につき、白け映り立つ。
刃文 刃紋は、焼き幅大きな互の目に、尖刃・丁子刃交じり、飛び焼き・棟焼き頻りに掛かり、足・葉よく入り、沸よくつき、粗沸を交え、金筋・沸筋・砂流し頻りに掛り、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込んで先掃き掛けて返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目鷹ノ羽、目釘孔二、
ハバキ 上貝銅下貝金着二重。

茶蝋色塗刻鞘打刀拵付[江戸時代]

法量

長さ98.8cm反り2.8cm

 

説明

鐔 山銅地波濤図。 縁頭 銀地地菊図。 目貫 赤銅地金色絵。

説明

和泉守兼定は、志津一派の流れと伝え、名を吉右衛門尉といい、初代兼定の子として生まれ、明応末年(1500年)頃より兼定の定のウ冠の中を「疋」ではなく「之」と草書に切る事から通称之定と呼ばれている。この刀は、明応頃の之定初期銘の一口で、身幅広く3.4cmあり、先幅も広く、鋒延びごころの豪壮な姿で、板目肌に柾目交り、白け映りが立つ地鉄に、鎬を超える焼き幅大きな互の目に、尖刃・丁子刃交じり、棟焼き・飛び焼き頻りに掛るなど華やかに乱れ、金筋・沸筋・砂流し頻りに掛り、匂口明るく冴え渡る健全な最高傑作である。

和泉守兼定 刀 特別保存刀剣
和泉守兼定 刀 特別保存刀剣
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