重要刀剣

信秀 刀

No.186648

重要刀剣 筑前守信秀 慶応二年六月日 清麿に迫る出来の金筋掛る華やかな丁子乱最高傑作 二尺四寸九分
銘表 筑前守信秀
銘裏 慶応二年六月日
寸法 刃長 75.4 cm (二尺四寸九分)・ 1.6 cm ・ 3.3 cm ・ 2.5 cm ・ 6.9 cm ・ 22.7 cm
0.51 cm ・ 0.70 cm ・ 0.50 cm
842 g
武蔵 時代 江戸時代末期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、鎬高く、重ね厚く、反り尋常、大鋒。
板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、鉄明るく冴える。
刃文 互の目に、丁子刃・袋丁子・重花丁子など交じり、飛び焼き掛かり、足・葉よく入り、沸よくつき、金筋・砂流し掛かり、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込んで先尖ごころに深く返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。
ハバキ 銀無垢金着二重。
説明

栗原信秀は、名を栗原謙司といい、文化十二年に越後で生まれ、文政十二年京に上り初め鏡師となったが、嘉永三年刀工を志し、江戸源清麿の門に入る。慶応元年に筑前守を受領している。明治二年御剣謹作の光栄に輝き十八振りを謹作した。明治十三年66歳で没。その技量は門下中最も卓越しており、師清麿に迫る出来栄えのものもある。新々刀上々作。この刀は、二尺四寸分の長さに、身幅3.3cmと広く、鎬高く、重ね厚く、鋒延びる堂々とした豪壮な体配で、板目肌に、杢目肌がよく交じり、地沸が厚く付いた明るく冴えた美しい地鉄に、袋丁子や重花丁子など交えた華やかな刃を焼き、足・葉よく入り、飛び焼き掛かり、金筋掛かり、匂口明るく冴える。清麿に迫る出来の最高傑作である。

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