保存刀剣 

大和志津 刀

No.206481

大和志津 三郎兼氏 重要候補 金筋長く頻りに掛る名品 古刀最上作 薫山鞘書 二尺七分
極め 大和志津
登録証 宮城県 昭和 57 年 8 月 12 日
寸法 刃長 62.8 cm (二尺七分)・ 1.7 cm ・ 2.9 cm ・ 1.9 cm ・ 3.5 cm ・ 17.4 cm
0.72 cm ・ 0.78 cm ・ 0.48 cm
593 g
大和 時代 南北朝時代
姿 鎬造、庵棟、身幅尋常、反りやや深く、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目・流れ肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、乱れ映りたつ。
刃文 のたれに、互の目・小互の目交じり、足よく入り、小沸深くよくつき、金筋長く頻りにかかり、砂流しかかり、匂深く明るく冴える。
帽子 乱れ込んで小丸。
大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔三。
ハバキ 金着二重。
説明

志津三郎兼氏は、大和手掻派の刀工で、当初は包氏と銘し、後に美濃国多芸郡志津(現岐阜県海津市南濃町志津)に移住した際に兼氏と改銘したと伝える。しかし、包氏の在銘物には初代兼氏よりも時代の下るものしか見られず、兼氏同人とみられるものはすべて無銘極めとなる。兼氏の師伝については、古来より正宗門として正宗十哲の一人にも数えられ、現存する作刀からみても正宗からかなりの影響を受けており、充分首肯できるものである。兼氏の作風は、大和伝を基調としたものと相州伝を基調とした二様があり、前者を大和志津、後者を志津として極めている。この刀は、中鋒やや延びる鎌倉末期から南北朝初期の体配で、地沸がキラキラと微塵に厚くつき、地景よく入り、乱れ映りたち、柾がかり肌立つ美しい地鉄に、金筋長く頻りに掛る、働き豊かな刃を焼き、匂深く、匂口明るく冴え、大和伝基調に相州伝が混在する典型作で、重要レベルの出来である。

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