新作日本刀証明証

大野義光 刀

No.317147

大野義光 平成元年 逆掛る山鳥毛風 華美華憐な究極の重花丁子最高傑作 二尺三寸八分
ご成約
銘表 於越後国大野義光作之
銘裏 平成元年春吉日
登録証 東京都 平成 2 年 1 月 11 日
寸法 刃長 72.1 cm (二尺三寸八分)・ 1.9 cm ・ 3.4 cm ・ 2.7 cm ・ 4.7 cm ・ 21.3 cm
0.71 cm ・ 0.75 cm ・ 0.53 cm
843 g
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、先幅広く、反り深く、中鋒。
小板目肌つみ、小杢目肌交え、地沸微塵につき、地景細かくよく入り、鉄冴える。
刃文 逆掛かった丁子乱れに、重花風の丁子・袋丁子・蛙子調の丁子など交じり、飛焼きかかり、足・葉頻りに入り、匂出来、小沸よくつき、金筋掛り、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで小丸。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔一。
ハバキ 金着一重。
説明

大野義光刀匠は、名を吉川三男といい、昭和23年新潟県生まれ、昭和四十四年より吉原義人刀匠に師事、昭和五十年文化庁より美術刀剣類制作承認を受ける。その年の新作名刀展に初出品して奨励賞を受賞、以来、高松宮賞・文化庁長官賞など数々の賞を受賞、昭和59年には伊勢神宮第61回式年遷宮の御神刀を謹作、山鳥毛写しを完成、昭和六十二年に無鑑査に認定。平成6年には岡山に桑野刀剣鍛練場を設立。平成18年伊勢神宮第62回式年遷宮の御神刀二口を製作、平成24年には葛飾区指定無形文化財に指定される。作風は一文字を追求した大野丁子と呼ばれる華やかな重花丁字、そして有名な山鳥毛写し、誰もが成し得なかった匂口を完成させている。まさに明治以降における現代刀工屈指の名工で最も人気のある刀工である。

この刀は、身幅広く3.4cmあり、反り深く、先幅広く、鋒大きくなる南北朝の豪壮な太刀姿で、逆掛った丁子に、重花風の丁子・袋丁子・蛙子調の丁子・飛び焼きなど交え、山鳥毛のごとく華美華憐で、覇気溢れる究極の丁子乱れを焼いた義光刀匠の最高傑作である。

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