第63回重要刀剣

No.390933

鎌倉後期弘安頃 約740年前

刀 片山一文字 則房 見事な乱れ映りに逆丁子華やかな傑作 田野辺先生鞘書 二尺二寸五分
ご成約
極め 片山一文字
登録証 大阪府 昭和 34 年 9 月 1 日
刃長 68.1 cm (二尺二寸五分)・ 1.8 cm ・ 2.9 cm ・ 1.8 cm ・ 2.8 cm ・ 18.3 cm
0.56 cm ・ 0.69 cm ・ 0.48 cm
615 g
備前 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅尋常、反り深く、腰反りつき、中鋒。
板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵につき、地景細かく入り、乱れ映り鮮明にたつ。
刃文 焼き幅高い丁子乱れに、重花風の丁子・蛙子調の丁子・小丁子・子互の目など交じり、所々逆がかり、湯走り・飛び焼き頻りにかかり、足・葉頻りに入り、小沸深く付き、金筋砂流しかかり、匂深く、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで先掃きかけて返る。
大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔四。
ハバキ 金着二重。
説明

則房は、福岡一文字助房の子と伝え、助真・吉房とならんで最も華やかな丁子乱れを焼き、鎌倉時代中期の一文字派を代表する刀工である。則房は、のち福岡より片山に移住して作刀したと伝え、片山一文字と呼称される。従来、片山なる場所については備中国とするのが通説であったが、近年、備前福岡近在の片山ではないかとする説が浮上し、有力視されている。作風は、助真・吉房に類する華やかな丁子乱れのものの他に、地沸が微塵について強く冴え、映りの目立たないもの、逆ごころの刃が目立つもの、小模様のものなどがある。この刀は、地沸が微塵につき、鮮やかな乱れ映りが丁子風に華やかに掛り、湯走り・飛び焼きが映りと絡み複雑な景色を呈し、地景細かく入り冴えた地鉄に、丁子乱れが逆がかっていかにも華やかで、重花丁子・蛙子丁子・小丁子・小互の目など交え変化に富み、足・葉頻りに入り、小沸深くつき、金筋砂流しかかり、匂深く、匂口明るい。片山一文字の特色が良く表れた傑作である。

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