保存刀剣 

備前国長船祐定 刀

No.463355

刀 備前国長船祐定作 永禄九年二月吉日 特別保存刀装 細川家半太刀拵付 二尺三寸五分
銘表 備前国長船祐定作
銘裏 永禄九年二月吉日
登録証 神奈川県 昭和 28 年 6 月 5 日
寸法 刃長 71.3 cm (二尺三寸五分)・ 1.6 cm ・ 3.1 cm ・ 2.1 cm ・ 3.5 cm ・ 21.1 cm
0.62 cm ・ 0.72 cm ・ 0.48 cm
785 g
備前 時代 室町後期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや深く、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目肌交え、地沸微塵に厚くつき、地景入り、映りたつ。
刃文 直刃調に、小互の目・小丁子交じり、足・葉よく入り、匂出来、小沸つき、金筋・砂流し細かく入り、匂深く、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで、先掃きかけて返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目浅い勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 銀無垢一重。

黒石目地塗九曜紋散鞘打刀拵[江戸時代] 長さ 105.5cm 反り 4.8cm 鐔 鉄地九曜紋散金銀象嵌。 揃金具 赤銅魚子地金覆輪。 目貫 赤銅九曜紋三双金色絵。 黒石目地に九曜紋を青貝散で表した名拵。

説明

南北朝末期の明徳二年(1391年)に祐定銘の最初の作刀が見られ、その後末備前と呼ばれる室町後期の長船鍛冶の中で最も繁栄した一家で、彦兵衛尉、与三左衛門尉、源兵衛尉などが上手である。永禄ごろは、二代与三左衛門尉が活躍している。この刀は、身幅広く、反りやや深い姿のよい片手打ちで、淡く映りがたち肌立つ地鉄に、直刃調に、小互の目・丁子刃など交え、匂出来、小沸つき、細かく金筋・砂流しかかり、匂口明るく冴える典型作である。地刃冴え出来がよい年紀入りの名品である。

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