重要刀剣 

福岡一文字 助重 太刀

No.472275

重要刀剣 福岡一文字在銘 助重 水戸徳川家伝来 乱れ映り鮮やかに立ち丁子乱れ金筋頻りに掛る名品 二尺三寸二分五厘
ご成約
銘表 助重
登録証 三重県 昭和 27 年 5 月 1 日
寸法 刃長 70.6 cm (二尺三寸二分五厘)・ 2.0 cm ・ 2.7 cm ・ 1.7 cm ・ 3.1 cm ・ 17.3 cm
0.60 cm ・ 0.70 cm ・ 0.45 cm
638 g
備前 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅尋常、反り深くつき、腰反り付き、小鋒。
板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、乱れ映り鮮やかに立つ。
刃文 のたれて、互の目に、丁子・蛙子調の丁子など交じり、足・葉頻りに入り、小沸深くよく付き、元はよく沸えて金筋頻りに掛り、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで火炎風に先掃きかけて返る。
磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 上貝金無垢下貝金着二重。
説明

福岡一文字派は鎌倉初期、後鳥羽院御番鍛冶則宗を祖として始まると伝え、鎌倉中期にかけて多くの良工が輩出した。この派が一文字と呼称される所以は、茎に「一」の字をきることに因るが、銘は「一」の字のみのものと、他に「一」の字の下にさらに個銘を加えるもの、また個銘だけのものもある。これらの中で最も華やかで変化に富んだ丁子乱れの作風を展開しているのは、鎌倉中期の作である。助重は、古くは後鳥羽院御番鍛冶の助成同人という。この刀は、反り深く、腰反りつき、小鋒となる優美な姿で、乱れ映りが鮮やかに立ち、地沸が微塵につく精良な地鉄に、丁子乱れに、互の目・蛙子調の丁子など交え、足・葉頻りに入り、小沸深くつき、下半は更に良く沸えて、金筋頻りに掛り、匂口明るく健全である。

 助重 太刀 重要刀剣
  助重 太刀 重要刀剣
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