特別保存刀剣 

青江 太刀

No.511996

鎌倉初期承元頃

青江 貞次 生ぶ茎太刀 乱れ映り立つ美しい縮緬肌小足入り匂口明るい名品 二尺二寸三分
¥2,100,000(税込)
極め 青江
寸法 刃長 67.7 cm (二尺二寸三分)・ 1.4 cm ・ 3.0 cm ・ 1.7 cm ・ 2.5 cm ・ 17.8 cm
0.58 cm ・ 0.68 cm ・ 0.38 cm
542 g
備中 時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、腰反り・踏ん張りつき、小鋒。
小板目肌つみ、小杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、乱れ映り立つ。
刃文 直刃調に、小互の目交じり、小足よく入り、小沸つき、匂口沈みごころ。
帽子 乱れ込んで先掃き掛けて返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目筋交、目釘孔三。
ハバキ 金色絵一重。
説明

備中青江派は、備中高梁川下流域を中心に活躍した刀工群で、平安末期承安頃の安次・その子守次を祖として始まると伝え、平安末期から鎌倉中期頃までのものを古青江、それ以降を青江と大別している。貞次は、鎌倉初期承元ごろに活躍しているが、守次の子で、兄弟の恒次と共に後鳥羽院の御番鍛治に列する名工である。その名跡は、鎌倉前期嘉禄頃、鎌倉後期永仁頃・元応頃・嘉暦頃、南北朝時代にかけて続いているが、貞次といえば青江の上作の代名詞ともなっている。この刀は、身幅広く、腰反り・踏ん張りつき、先細く小鋒となる優美な姿を呈する生ぶ茎の公家太刀で、小板目肌つみ、小杢目肌交じり、地景よく入り、湯走り掛り、乱れ映り鮮やかに立つ所謂縮緬肌が美しい地鉄に、直刃調に、小互の目交じり、小足入り、小沸つき、匂口明るい名品である。

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