保存刀剣 

海部 刀

No.524242

海部 室町後期 地刃冴え覇気溢れる皆焼傑作 時代黒蝋色塗鞘打刀拵付 二尺四寸四分
¥500,000(税込)
銘表 無銘
極め 海部
登録証 大阪府 平成 27 年 3 月 11 日
寸法 刃長 74.0 cm (二尺四寸四分)・ 1.6 cm ・ 3.2 cm ・ 2.2 cm ・ 3.9 cm ・ 20.5 cm
0.62 cm ・ 0.64 cm ・ 0.53 cm
833 g
阿波 時代 室町後期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、中鋒やや延びる。
板目肌つみ、柾目肌交じり、地沸厚くつく。
刃文 互の目に、丁子刃交じり、湯走り・飛び焼き・棟焼き頻りに掛り、皆焼となり、足・葉頻りに入り、所々縞がかり、沸よくつき、粗沸を交え、金筋・沸筋・砂流し頻りにかかり、匂深く、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで小丸、深く返る。
大磨上、先切、鑢目切、目釘孔二。
ハバキ 下貝銀無垢上貝銅二重。

黒蝋色塗鞘打刀拵 長さ 103.9cm 反り  3.7㎝ 鐔 平安城鍔鉄地真鍮象嵌唐草図、 縁頭 赤銅魚子地秋草図金色絵、 目貫 赤銅秋草図金色絵。

説明

平安時代より阿波の地は海部氏が治めており、鎌倉初期より海部川流域でとれる砂鉄を使い海部派は作刀を始めたという。その全盛期は、室町時代から戦国時代で、1575年に土佐の長宗我部元親の侵攻で海部氏の海部城が落ちてからは一時衰退したが、江戸時代に入ると、徳島藩主の蜂須賀家が海部の刀工を徳島城下に呼び寄せ、幕末まで繁栄した。この刀は、身幅広く、磨上ながら74cmの長さがある元は三尺程もあった太刀で、大小の沸が美しくつき、金筋・沸筋頻りに入り、覇気溢れる皆焼を焼き、地刃明るく冴え、頗る出来がよい。

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