保存刀剣

兼元 刀

No.628239

刀 兼元 孫六天文頃 田野辺先生鞘書 金筋砂流し掛る名品 時代印籠刻打刀拵付 二尺四寸一分
ご成約
銘表 兼元
登録証 東京都 昭和 26 年 3 月 31 日
寸法 刃長 70.1 cm (二尺四寸一分)・ 1.8 cm ・ 3.1 cm ・ 2.1 cm ・ 3.8 cm ・ 21.3 cm
0.59 cm ・ 0.77 cm ・ 0.45 cm
807 g
美濃 時代 室町中期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反やや深く、中鋒やや延びる。
板目肌やや肌立ち、杢目交じり、地沸厚くつき、地景入り、映りたつ。
刃文 互の目に、尖り刃交じり、足頻りに入り、湯走り・二十刃風頻りにかかり、小沸深くよくつき、金筋・砂流し細かく頻りにかかる。
帽子 乱れ込んで小丸。
生ぶ、先入山形、鑢目鷹の羽、目釘孔二。
ハバキ 銅一重

茶八重牡丹塗印籠刻鞘打刀拵 [江戸時代]

法量

長さ103.0cm 反り4.2cm

説明

鐔 銘 会津住 正阿弥作 鉄地車透、 縁頭 銘 大森英秀 花押 赤銅波濤図金象嵌。 目貫 赤銅地金色絵。 鯉口金具鐺 赤銅梅樹図金色絵。

 

説明

兼元は、美濃三阿弥系の鍛冶で、古来名高いのは室町中期大永頃の二代兼元(通称孫六)で、末古刀の最上作として二代兼定と共に末関を牽引し、また、最上大業物としても知られるように切れ味に優れ、古来より武人に愛された。二代兼元以降代々孫六を通称としているが、「関の孫六三本杉」といわれるように兼元の代表的な刃文が三本杉乱れで、これは尖りごころの互の目が連なる様が三本杉のように見えたことからついた呼び名である。この刀は、兼の頭が離れているが、銘振り・茎仕立・互の目が不揃いとなる作域とも孫六兼元の典型的なもので、天文頃の晩年の作と思われ、常よりも小模様となる小乱れを焼き、足頻りにかかり、湯走り・二十刃かかり、金筋・砂流し頻りに掛るなど刃中が良く働き出来が良い。古研ぎ。登録証は採寸ミスのため二尺四寸一分になっております。

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