特別保存刀剣 

石州貞綱 刀

No.696123

石州貞綱 重要候補 正宗十哲直綱子 南北朝時代正平頃 金筋・沸筋・砂流し頻りに掛る健全傑作刀 ニ尺四寸六分
ご成約
極め 貞綱
登録証 三重県 平成 19 年 5 月 22 日
寸法 刃長 74.6 cm (ニ尺四寸六分 )・ 1.7 cm ・ 3.1 cm ・ 2.2 cm ・ 5.0 cm ・ 22.8 cm
0.67 cm ・ 0.73 cm ・ 0.53 cm
777 g
石見 時代 南北朝時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや深く、腰反りつき、中鋒延びる。
板目肌つみ、所々大肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景入り、淡く映りたつ。
刃文 浅いのたれ調に、互の目に、丁子刃交じり、湯走り掛り、足・葉頻りに入り、沸深くよく付き、金筋・沸筋・砂流し頻りに掛り、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで小丸。
彫物 表に素剣と棒樋掻き流し、裏に棒樋を掻き流す。
大磨上、先切、鑢目切、目釘孔四。
ハバキ 金着一重。
説明

石州貞綱は、正宗門直綱の子と伝え、南北朝中期の正平十年(文和四年)の年紀作があり、直綱同様石州出羽で鍛刀している。貞綱の作風は直綱に似て、互の目調のものと小のたれ調のものを見るが、いずれも沸がよくつき、砂流しのさかんにかかるものである。この刀は、身幅広く、反り深く、腰反り付き、中鋒延びる南北朝時代の体配で、地沸微塵に厚くつき、淡く映り立つ黒みがかった地鉄に、浅くのたれて、互の目に丁子刃交え、湯走り掛り、足・葉頻りに入り、華やかに乱れ、沸深くよく付き、金筋・沸筋・砂流し頻りに掛るなど刃中よく働き、覇気溢れ、匂口明るい重要候補の傑作である。

石州貞綱 刀 特別保存刀剣
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