特別保存刀剣 

手掻 刀

No.699204

銘 包末 手掻 土佐山内家伝来 三つ柏紋散朱塗鞘半太刀拵 二尺二寸九分
銘表 包末
登録証 京都府 令和 1 年 10 月 2 日
寸法 刃長 69.5 cm (二尺二寸九分)・ 2.1 cm ・ 3.1 cm ・ 2.2 cm ・ 3.8 cm ・ 21.5 cm
0.49 cm ・ 0.61 cm ・ 0.36 cm
718 g
大和 時代 室町初期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵によくつき、地景入り、乱れ映りたつ。
刃文 互の目に、尖刃交じり、湯走り掛かり、足・葉入り、沸よくつき、金筋・砂流し掛かり、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込み先掃きかけて返る。
茎は、磨上、先切、鑢目大筋違、目釘孔三。
ハバキ 銀着一重。

三つ柏紋散朱塗鞘半太刀拵[江戸時代]

法量

長さ 101.0cm 反り 4.5cm

説明

鐔 鉄地鮑図。 

総金具 赤銅魚子地鉄線花図金色絵。

説明

手掻派は東大寺に隷属した刀工集団で、東大寺転害門の門前に住していたことから、手掻(てがい)と呼称されるようになった。鎌倉中期正応(1288)頃の包永を祖とすると伝え、正宗十哲の兼氏も手掻派に属したといわれている。包末は、室町前期寛正頃に活躍している。この刀は、身幅広く、重ね薄く、先幅も広く、鋒延びごころの南北朝時代の体配で、乱れ映り立つ地鉄に、互の目に、尖刃交え、金筋・砂流し掛かり、匂口明るく冴え、出来がよい。

手掻 包末 刀 特別保存刀剣
手掻 包末 刀 特別保存刀剣
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