特別保存刀剣 

祐定 刀

No.752876

刀 備州長船祐定 永禄十年二月日 乱れ映りたち肌立つ地鉄に小足金筋頻りに掛る直刃調傑作 二尺一寸九分
¥1,250,000(税込)
銘表 備州長船祐定
銘裏 永禄十年二月日
登録証 宮城県 平成 24 年 11 月 16 日
寸法 刃長 66.3 cm (二尺一寸九分)・ 2.4 cm ・ 3.2 cm ・ 2.1 cm ・ 3.7 cm ・ 18.9 cm
0.70 cm ・ 0.80 cm ・ 0.53 cm
805 g
備州 時代 室町後期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、乱れ映り立ち、鉄明るく冴える。
刃文 広直刃調に、小互の目・小丁子交じり、湯走り・飛び焼き・二十刃掛かり、足・葉頻りに入り、匂出来、小沸付き、金筋・砂流し頻りに掛かり、匂口明るく冴える。
帽子 焼き深く、乱れ込んで小丸、先掃きかける。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔一。
ハバキ 銀着二重。
説明

南北朝末期の明徳二年(1391年)に祐定銘の最初の作刀が見られ、その後末備前と呼ばれる室町後期の長船鍛冶の中で最も繁栄した一家で、彦兵衛尉、与三左衛門尉、源兵衛尉などが上手である。永禄頃は、源兵衞尉が活躍している。この刀は、3.2cmと身幅広く、重要も800gを超え、反りの深い片手打ちの豪壮な姿で、板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚く付き、乱れ映りが立つ肌立った地鉄が明るく冴え、広直刃に、小互の目・小丁子交じり、湯走り・飛び焼き・二十刃掛かり、足・葉頻りに入り、金筋・砂流し頻りに掛かるなど刃中よく働き、匂口明るく冴える。参考の源兵衛尉祐定の俗名入りの銘と近似しており、作域も源兵衛尉の出来となる頗る健全な傑作刀である。

永禄十年の出来事:稲葉山城の戦いにより織田信長が美濃を平定した。真田幸村・伊達政宗が生まれる。

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