内外特別保存 

荘司次郎太郎藤原直勝 太刀

No.757310

太刀 内外特別保存 荘司次郎太郎藤原直勝 嘉永六年 勝虫散蒔絵鞘太刀拵 金筋頻りに掛る華やかな丁子乱れ最高傑作 二尺三寸五分
¥3,000,000(税込)
銘表 荘司次郎太郎藤原直勝
銘裏 嘉永六丑年十二月 於越後州荘瀬造之
登録証 栃木県 昭和 62 年 2 月 19 日
寸法 刃長 71.2 cm (二尺三寸五分)・ 1.8 cm ・ 3.1 cm ・ 2.2 cm ・ 4.2 cm ・ 21.0 cm
0.50 cm ・ 0.68 cm ・ 0.52 cm
737 g
武蔵 時代 江戸時代末期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、鎬高く、中鋒やや延びる。
小板目肌つみ、小杢目肌交り、地沸微塵に厚く付き、地景細かく入り、鉄明るく冴える。
刃文 丁子に、互の目交じり、細かな飛び焼き頻りに掛り、足・葉長く頻りに入り、小沸よくつき、金筋・砂流し頻りに掛り、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込んで小丸。
生ぶ、先栗尻、鑢目筋違化粧、目釘孔一。
ハバキ 銀無垢一重金象嵌。

日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具

勝虫散蒔絵鞘加賀象嵌金具太刀拵[江戸時代]

法量

長さ103.5cm   反り3.5cm

鐔 赤銅磨地猪目剣先透、 総金具 赤銅磨地金象嵌。 目貫 金無垢二匹獅子図。

 

説明

次郎太郎直勝は、上州館林藩秋元家の武士で、大慶直胤の門人となり、後に養子となった。江戸下谷に住し、はじめ上総太郎と名乗り、のちに次郎太郎と称している。父直胤が没した翌年の安政五年に他界している。直勝は、水心子一門で、直胤・正義に次ぐ実力者で、古作の景光や兼光風の作柄を示した備前伝には、直胤以上に優れたものがある。

この刀は、身幅広く、反り深く、中鋒延びごころの凛とした端正な姿で、小板目肌つみ、小杢目肌交じり、地沸微塵に厚く付き、地景細かく入り、淡く映りが立つ明るく冴えた地鉄に、足・葉が長く入る華やかな丁子乱れを焼き、細かく飛び焼き頻りに掛り、小沸よく付き、金筋頻りに掛り、匂口明るく冴える。地刃明るく冴え、刃中よく働き、直勝の技量の高さが伺える最高傑作である。付帯する太刀拵も当時のもので見事な出来である。

 荘司次郎太郎藤原直勝 太刀 内外特別保存
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