特別保存刀剣 

出羽守行広 初代 刀

No.800774

一 肥前国出羽守行広 初代 小糠肌に匂深く地刃冴え渡る傑作 二尺二寸六分
銘表 一 肥前国出羽守行広
登録証 東京都 昭和 29 年 4 月 1 日
寸法 刃長 68.5 cm (二尺二寸六分)・ 2.3 cm ・ 3.2 cm ・ 1.9 cm ・ 3.2 cm ・ 21.1 cm
0.68 cm ・ 0.76 cm ・ 0.46 cm
757 g
肥前 時代 江戸時代前期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、中鋒。
小板目肌つみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄冴える。
刃文 刃調に、小互の目交じり、小沸深くよくつき、砂流しかかり、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 直に小丸、やや深く返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。
ハバキ ハバキは、金着一重。
説明

初代行廣は、元和四(1618)年生まれ、名を橋本九郎兵衛といい、初代忠吉の孫で、兄には初代正広がいる。慶安元年に出羽大掾を受領、寛文三年には出羽守に転任している。天和三年66歳没。この刀は、身幅広く、反り深い均整の取れた姿で、小板目肌つみ、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入る所謂小糠肌と呼称される美しく冴える地鉄に、小沸深くよくつき、匂深く、匂口明るく冴え渡る刃を焼く傑作である。

刀 一肥前国出羽守行広 初代 特別保存刀剣
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