特別保存刀剣

古宇多 刀

No.813691

生ぶ茎太刀 古宇多 南北朝時代 映り立ち金筋砂流し頻りに掛り匂口明るい優品 ニ尺五寸九分
ご成約
極め 古宇多
登録証 東京都 昭和 28 年 2 月 24 日
寸法 刃長 78.5 cm (ニ尺五寸九分)・ 2.3 cm ・ 2.9 cm ・ 1.9 cm ・ 0.4 cm ・ 3.1 cm
0.58 cm ・ 0.60 cm ・ 0.68 cm
772 g
越中 時代 南北朝時代
姿 鎬造、庵棟、反り深く、腰反りつき、中鋒やや延びる。
板目肌に、柾目肌交じり、地沸微塵につき、映りたつ。
刃文 焼き落としがあり、直刃調に、浅くのたれて、小互の目交じり、湯走り・二十刃かかり、小足・葉入り、小沸よくつき、金筋・沸筋・砂流し頻りにかかり、匂口明るい。
帽子 沸よくつき、頻りに掃きかけて返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目不明、目釘孔一。
ハバキ 金着一重。

朱塗鞘合口拵

法量

長さ108.3cm   反り4.5cm

 

 

説明

宇多鍛冶は、鎌倉末期に祖古入道国光が、その子、国宗、国房等一族を引き連れ、大和宇陀より越中に移住したのに始まり、南北朝時代から室町時代に渡り繁栄している。その中でも南北朝期までの作を古宇多と呼称していが、南北朝時代に入ると相州伝が加味されていく。この刀は、ニ尺五寸九分ある生茎の太刀で、反り深く、腰反りつく優美な姿で、板目肌に、柾目肌交じり、映りが立つ精良な地鉄に、焼き落としがあり、直刃調に、のたれて、小互の目交じり、小足・葉入り、金筋・沸筋・砂流し頻りに掛るなど刃中よく働き、匂口明るい優品である。

古宇多 刀 特別保存刀剣
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