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備州長船勝光 刀

No.838426

刀 備州長船勝光 笛巻塗鞘時代拵付 乱れ映りに華やかな互の目丁子傑作 二尺八分
銘表 勝光
登録証 東京都 平成 23 年 6 月 21 日
寸法 刃長 63.0 cm (二尺八分)・ 1.3 cm ・ 2.9 cm ・ 1.7 cm ・ 2.7 cm ・ 14.3 cm
0.59 cm ・ 0.65 cm ・ 0.47 cm
523 g
備前 時代 室町中期
姿 鎬造、庵棟、身幅・反り尋常、先反りつき、元先の幅差つき、中鋒。
板目肌に、杢目交じり、地沸微塵につき、乱れ映りたつ。
刃文 互の目乱れに、丁子刃・小互の目・小丁子交じり、足・葉頻りに入り、小沸深くつき、金筋幾重にも頻りにかかり、匂口明るい。
帽子 乱れ込み先掃きかけて尖ごころに返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下、目釘孔二。
ハバキ 銅一重。

笛巻塗鞘打刀拵 長さ 90.0 反り 2.9 鐔 鉄地牡丹透、縁頭 赤銅魚子地菊に蝶図金色絵、 目貫 赤銅秋草図容彫金色絵。

説明

勝光には、同名数工いるが、特に上手な刀工が右京亮勝光、その子次郎左衛門尉勝光である。次郎左衛門尉勝光は、右京亮勝光の子で、長享から文明にかけ活躍している。左京進宗光や与三左衛門尉祐定との合作刀も多く存在し、重文・重美・重要刀剣など多数指定されている。この刀は、俗名は入っていないが、銘振りから次郎左衛門尉勝光の作と思われ、片手打ちの姿で、父右京亮勝光に比べ丁子が細かく入る所に特色が出ており、乱れ映り鮮やかにたつ地鉄に、変化のある互の目丁子に足・葉頻りに入り、小沸深くつき、金筋頻りに入るなど働き豊かで、匂口明るく冴える華やかな傑作刀である。

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