第48回重要刀剣 

水府住勝村徳勝 刀

No.887783

刀 応需水府住勝村徳勝作之 元治元年甲子十一月日 日本一の徳勝 超健全最高傑作 二尺五寸
銘表 応需水府住勝村徳勝作之
銘裏 元治元年甲子十一月日
登録証 東京都 平成 13 年 5 月 15 日
寸法 刃長 75.7 cm (二尺五寸)・ 1.2 cm ・ 3.7 cm ・ 2.4 cm ・ 4.2 cm ・ 25.3 cm
0.97 cm ・ 0.98 cm ・ 0.62 cm
1210 g
常陸 時代 江戸時代後期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや浅く、中鋒やや延びる。
柾目肌つみ、地沸厚くつき、鉄明るく冴える。
刃文 直刃調に、小互の目交じり、湯走り・二十刃掛り、ほつれ・食い違い刃かかり、小足・葉頻りに入り、沸深くつき、所々粗めの沸を交え、金筋・沸筋・砂流しかかり、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 直ぐに小丸、頻りに掃きかける。
生ぶ、先栗尻、鑢目切、目釘孔二。
ハバキ 金着二重。
説明

徳勝は、文化六年(1809年)水戸に生まれ、名をを彦六といい、関内徳宗に入門、その後水戸藩の御抱え鍛冶となり、藩主徳川斉昭(烈公)の向こう槌も務めた。また、藤田小四郎や天狗党などの水戸浪士に愛用され、桜田門外の井伊大老暗殺時に使用されたことでも有名である。新々刀上作に列する水戸の代表工である。この刀は、身幅広く3.7cmもあり、重ねも1cmに迫り、重量1.2kgを超える豪壮刀で、反りの浅い幕末に流行した姿となり、柾目肌がつみ、地沸厚くつく明るく冴え渡る美しい地鉄に、直刃調に、小互の目交じり、湯走り・二十刃掛り、ほつれ・食い違い刃かかりるなど変化に富み、小足・葉入頻りに入り、沸深くつき、金筋・沸筋・砂流しかかり、匂深く、匂口明るく冴え渡る。地刃茎共に現代刀並みに頗る健全で、現存の徳勝中群を抜いた鬼気迫る出来の一口である。この刀が作られた元治元年は、水戸天狗党挙兵、池田屋事件、禁門の変などが勃発している。

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