特別保存刀剣 

備州長船盛光 太刀

No.894896

備州長船盛光 生茎在銘最高傑作 赤銅一作金具半太刀拵付 二尺二寸二分
銘表 盛光
登録証 神奈川県 平成 8 年 11 月 20 日
寸法 刃長 67.2 cm (二尺二寸二分)・ 1.8 cm ・ 3.0 cm ・ 1.7 cm ・ 2.5 cm ・ 19.3 cm
0.65 cm ・ 0.67 cm ・ 0.47 cm
577 g
備州 時代 室町初期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや深く、先反りつき、中鋒。
小板目肌つみ、板目・杢目交じり、地沸微塵につき、乱れ映り鮮やかにたつ。
刃文 互の目に、腰の開いた互の目・丁子刃交じり、足・葉よく入り、匂出来、小沸つき、金筋・沸筋よくかかり、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで小丸。
彫物 表裏に棒樋を丸止。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下、目釘孔二。
ハバキ 上質金着二重。

桔梗紋炭蒔絵黒石目地金梨地変塗鞘

長さ101.7cm 反り3.8㎝

鐔 赤銅魚子地竜図金色絵 

総金具 赤銅地雲竜図金色絵 

目貫 金無垢這竜図

 

説明

長船盛光は、弟と伝わる康光と共に応永備前を代表する名工で、光忠-長光-景光-兼光-倫光-師光-盛光と続く長船の正系である。この刀は、産ぶ茎在銘の希少な太刀で、所謂応永肌と呼ばれる、杢目交じりの板目肌に微塵の地沸がつき潤いがあり、乱れ映りが鮮やかに立つ究極に美しい地鉄に、明るい腰開き互の目を焼き、金筋・沸筋入るなど刃中の働き盛んな修理亮作と思われる最高傑作である。

備州長船盛光 太刀 特別保存刀剣
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