特別保存刀剣 

長谷部 短刀

No.219702

へし切 長谷部 皆焼に金筋砂流し幾重にも掛る傑作 時代鮫研出鞘拵付 九寸九分
極め 長谷部
登録証 愛知県 平成 23 年 11 月 10 日
寸法 刃長 29.9 cm (九寸九分)・ 0.1 cm ・ 2.9 cm ・ 9.5 cm
0.54 cm
190 g
大和 時代 南北朝時代
姿 平造、廬棟、身幅広く、僅かに反りつく。
板目肌に、杢目交じり、棟寄り刃寄り流れ肌交じり、地沸微塵につき、映りたつ。
刃文 互の目に、丁子刃交じり、湯走り・飛焼き・棟焼きなど頻りにかかり、皆焼となり、足・葉よく入り、沸深くよくつき、金筋・砂流し幾重にも頻りにかかり、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込み深く返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下、目釘孔二。
ハバキ 金着一重。

鮫砥出塗鞘短刀拵[江戸時代]

法量 

長さ51.2cm   反り0.6cm

説明

鐔 赤銅石目地、 縁頭 赤銅波濤図金色絵、 目貫 四分一地月に秋草図金銀色絵。 小柄・笄 赤銅地富士図金銀色絵。

説明

長谷部国重は、新籐五国光の子と伝え、正宗十哲の一人に上げられる名工で、織田信長が無礼を働いた茶坊主を圧切にしたという「国宝のへし切長谷部」が有名である。短刀、脇指の作例は多いが、太刀は稀有である。この短刀は、僅かに反りつく小振りの短刀で、板目肌に杢目交じり、棟寄り柾がかり、地沸微塵につき、地景入る地鉄に、互の目に、丁子刃交じり、湯走り・飛焼き・飛焼き・棟焼きなど頻りにかかり、見事な皆焼を形成し、足・葉よく入り、沸深くよくつき、匂口明るく冴える。長谷部極め華やかな皆焼の傑作である。

長谷部 短刀 特別保存刀剣
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