特別保存刀剣  

一 助光 短刀

No.417834

一 備前吉岡住左衛門尉助光 建武六年 重要候補 在銘年紀入長巻直し名品 一尺五寸
ご成約
銘表 一 備前吉岡住左衛(以下切)尉助光
銘裏 建武元年六月(以下切)
登録証 香川県 昭和 44 年 8 月 21 日
寸法 刃長 45.6 cm (一尺五寸)・ 1.2 cm ・ 2.8 cm ・ 14.0 cm
0.65 cm ・ 0.73 cm
458 g
備前 時代 南北朝時代
姿 薙刀直し造、三ツ棟、身幅尋常、反りやや浅くつく。
板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、淡く映りたつ。
刃文 刃紋は、互の目に、小互の目・小丁子交じり、棟焼き掛り、湯走り・飛び焼き掛り、足よく入り、小沸つき、金筋・砂流しかかり、匂口明るい。
帽子 直ぐに小丸、浅く返る。
磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 金着二重。
説明

一文字派は、後鳥羽院の御番鍛冶を務めたと伝える則宗を祖とし鎌倉初期承元頃に始まる。鎌倉中期に隆盛を誇った福岡一文字に続き、鎌倉末期に吉岡の地名を銘に切る一派が現れ、これを吉岡一文字と呼称している。代表工には助光がいる。この刀は、備前吉岡の地名が入り建武元年の年紀が入る現存希な長巻直しで、淡く映りが立つ地鉄に、互の目丁子に、湯走り・飛び焼き掛り、棟焼き掛り、足よく入り、小沸よくつき、金筋砂流し掛かるなど、出来が良い名品である。

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