保存刀剣 

義助 短刀

No.789294

義助作 島田鍛冶祖 室町中期 湯走り頻りにかかり良く沸える在銘名品 九寸六分
銘表 義助
登録証 千葉県 昭和 51 年 9 月 28 日
寸法 刃長 29.1 cm (九寸六分)・ 0.3 cm ・ 2.8 cm ・ 10.3 cm
0.71 cm
220 g
相州 時代 室町後期
姿 平造、三つ棟、身幅広く、僅かに反りつく。
板目肌つみ、杢目交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入る
刃文 直刃調に、浅くのたれて、小互の目交じり、棟焼きかかり、足・葉よく入り、湯走り頻りに入り、二十刃ごころとなり、小沸深くよくつき、沸筋掛り、匂口明るい。
帽子 火炎風に尖りごころに深く返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下、目釘孔一。
ハバキ 金色絵一重。

なし

説明

義助は島田鍛冶の祖で、相州正広門と伝え、今川義忠より一字を授かるといい、作風は正宗や貞宗に見紛うものが現存する名工で、その後義助家は、氏親・氏輝・義元・氏真の今川氏五代に仕え、江戸時代にかけ繁栄した。初代義助は、康正頃、二代が明応頃、三代が大永頃に活躍している。この刀は、身幅広く、重ね厚く、浅く反りのつく姿で、湯走り頻りにかかり、二十刃ごころとなり、良く沸えて、沸深く、沸すじかかり、匂口明るい義助在銘の名品である。

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