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銘 藤島友重 寸延び短刀

No.142301

寸延び短刀 銘 藤島友重 紀州徳川家伝来 和歌山882番 映り立ち金筋掛る名品 一尺一寸八分
銘表 藤島友重
登録証 和歌山県 昭和 26 年 5 月 25 日
寸法 刃長 35.7 cm (一尺一寸八分)・ 0.8 cm ・ 2.9 cm
11.60 cm
267 g
越前 時代 南北朝時代
姿 平造、三つ棟、身幅広く、浅く反り付き、中鋒。
小板目肌つみ、流れ肌交じり、地景細かく入り、映り立つ。
刃文 刃紋は、浅いのたれに、小互の目交じり、湯走り・飛焼き頻りにかかり、足入り、小沸つき、金筋かかる。
帽子 直ぐに小丸。
茎は、生ぶ、先刃上り片削、鑢目勝手下、目釘孔二。
ハバキ 銅二重。
説明

藤島友重は、来国俊の子とも伝え、越前国藤嶋に移り住み、藤島派の祖となった。その名跡は、江戸時代まで脈々と続いている。この刀は、南北朝から室町初期の三代あたりの作と思われ、身幅広く、浅く反りが付く姿で、小板目肌つみ、流れ肌交じり、地景細かく入り、映りの立つ美しい地鉄に、のたれに、小互の目交じり、湯走り・飛焼き頻りにかかり、足入り、小沸つき、金筋掛る。江戸時代の休鞘が残る和歌山882番、紀州徳川家伝来の名品である。

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