保存刀剣  

祐定 脇差

No.177771

永正八年

備州長船祐定 永正八年八月日 時代拵付 乱れ映り鮮やかに立ち互の目丁子華やかに乱れ金筋頻りに掛る優品 一尺八寸九分
ご成約
登録証 香川県 昭和 41 年 11 月 24 日
寸法 刃長 57.4 cm (一尺八寸九分)・ 1.7 cm ・ 3.0 cm ・ 2.0 cm ・ 3.2 cm ・ 15.5 cm
0.57 cm ・ 0.77 cm ・ 0.45 cm
573 g
備州 時代 室町中期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、中鋒やや延びる。
板目肌つみ、流れ肌交じり、地沸微塵につき、乱れ映り鮮やかに立つ。
刃文 腰の開いた互の目に、丁子刃・尖刃・重花風の丁子・蟹の爪風の刃など複雑に交え、飛び焼き頻りに掛り、足・葉頻りに入り、匂出来、小沸付き、金筋・砂流し頻りに掛かり、匂口明るい。
帽子 帽子は、焼き深く、乱れ込んで小丸。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 金着一重。

時代黒石目地塗鞘拵[江戸時代]

法量

長さ84.7cm 反り3.5cm

説明

鐔 素銅石目地家紋散木瓜形、 目貫 素銅地達磨図金色絵、 縁頭 素銅地達磨図金色絵。

説明

南北朝末期の明徳二年(1391年)に祐定銘の最初の作刀が見られ、その後末備前と呼ばれる室町後期の長船鍛冶の中で最も繁栄した一家で、彦兵衛尉、与三左衛門尉、源兵衛尉などが上手である。永正八年頃は、与三左衛門尉が活躍している。この刀は、身幅広く、反りの深い片手打ちの均整の取れた姿で、つんだ板目肌に、乱れ映りが鮮やかに立ち、腰の開いた互の目を基調に、丁子刃・重花風の丁子・尖刃・蟹の爪風の刃など複雑に交え、飛び焼き頻りに掛り、華やかに乱れ、足・葉頻りに入り、小沸付き、金筋・砂流し頻りに掛かるなど刃中よく働き、匂口明るく冴える頗る健全な優品である。

祐定  脇差 保存刀剣
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